毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

くっきりはっきり香港アプローチ(2017年月イチ日本・6月編;その12)

イメージ 6 ▲あまりにもくっきりと晴れた香港に到着したJL029便。

 2017年6月28日、深圳まで見える。

 JL029便は、深圳と境界を接する香港の新界地区を右に見ながら、高度を下げていっています。

 それにしてもこの日は、香港とはとても思えないほどよく晴れて、晴れているだけじゃなくて、かすみもなく、空気が澄んでいて、遠くまでくっきりと見通せる。こんな天気は香港ではめったにないですね。

 そんなわけで、香港空港RWY25へアプローチしていく飛行機の右側の機窓からは、はるか深圳の街並みまでがよく見えているではないですか。錦田河が注いでいるのが深圳湾、その向こうに広がる街並みは、もはや香港ではなく、広東省深圳市の街並みです。もう少し西へ進むと、深圳湾にかかる橋まで見えてきます。これは「深圳灣公路大橋(Shenzhen Bay Bridge)」で、全長4.7km。対岸には深圳市内に林立する超高層ビルがいくつも見えます。

イメージ 1 ▲新界地区西部にさしかかり、奥に見える水面は深圳湾で、その向こう岸は深圳市の街並み。

イメージ 2 ▲中央の駅みたいなのはMTR西鉄線錦上路駅の南にある「港鐵八鄉車廠(MTR Pat Heung Depot)」。

イメージ 3 ▲深圳湾にかかる「深圳灣公路大橋」もこんなにはっきりと見えました。

 再び、手前の香港側に視線を移すと、もう新界地区のいちばん西の方にさしかかっています。屯門地区の東に広がる山地は「大欖郊野公園(Tai Lam Country Park)」になっていて、その中にいくつも小島が浮かぶ人工湖が見えています。これは「大欖涌水塘(Tai Lam Chung Reservoir)」。こうして見ると、香港は意外にも自然が多いことがよくわかります。

 「大欖涌水塘」の放水路が海に注ぎ込む河口は、屯門地区の東側に隣接するエリアで、ここから眼下は海になり、あとはぐんぐん高度を下げて着陸するのみです。

イメージ 4 ▲「大欖郊野公園」の中にあるダム「大欖涌水塘」。

イメージ 5 ▲そのダムの放水路の河口。塀に囲まれているのは「小欖精神病治療中心(Siu Lam Psychiatric Centre)」。

 そしてJL029便は、13:14にRWY25Rに着陸。羽田からの飛行時間は3時間54分でした。ていうか、出発時の予定飛行時間ズバリじゃないですか。

 13:20に16番ゲートにスポットイン。おっ、これは入国審査場まで近くていいですね。

 それにしても、香港、素晴らしい天気です。こんなに気持ちのいい青空が広がる香港なんて、かなり珍しいよ。

イメージ 7 ▲今回の「JAL SKY SUIT 777」も快適でした。夜便ならもちょっと飲めるんだけどね。