〆メはもちろんラーメンで。（2017年月イチ日本・6月編；その9）

▲青森駅前通りの新町通りに近い「桃花林」のラーメンは、まさに基本中の基本という趣。

　2017年6月26日、細縮れ麺に限る。

　「酒菜 調製 嘉一」さんであんなにたくさんおいしいものを食べたのに、何か主食を食べて締めたいと思うのが人情。

　「嘉一」さんでは主食はお願いせず、「桜姫鶏の南蛮あげ」までで終了し、〆めは場所を変えることにしました。

　日銀青森支店のところで国道に出てこれを北に渡り、柳町通りの一本東の通りを本町公園と正覚寺の脇を通って新町通りへ抜けようとすると、新町通りに出るちょい手前の左側にあるのが「桃花林」。昔ながらの中華料理店といった風情ですが、ここは〆めのラーメンに来る人もあれば、最初からここに腰を落ち着けて飲みに来る人もいれば、一人でふらっと立ち寄る人もいれば、5、6人のグループでわさっと訪れる人もいるので、いつもたいへんな混みようであります。満席で中に入れず、食べるのをあきらめたこともあるくらい。

▲見るからに「中華料理屋」という風情。「桃花林」という店名はなかなかいい感じ。

　今回はすんなり入れたので、さっそくラーメンと餃子を注文。実は僕はこのお店にはまだそんなに通い慣れていないので、メニューを網羅どころか、ほんの数品しか食べて経験がなく、ネットなどでイチオシされている「からし麺」とか、お料理メニューもいつかはトライしてみたいですが、「嘉一」さんであれだけ飲んで食べたので、この日もシンプルにラーメンにしておきます。

▲スープの色合い、刻みネギの広がった感じ、シナチクの浮き具合、なんか懐かしすぎて切ないほど。

▲麺も細縮れ麺。縮れてはいるが縮れすぎてはいない。するすると入って行くまさに〆めの麺！

　中国には日本の焼き餃子のようなものはないので（焼いて食べることはあっても皮が薄いものは存在しない。）、日本に戻ってくるとどうしても食べたくなるものの一つになります、日本の焼き餃子。ここ「桃花林」の焼き餃子も、マストです。無地の白い皿に焦げ目を上に6個、寄り添うように盛られて出てくる焼き餃子。酢、醤油、ラー油を調合したタレにつけて食べ始めれば瞬く間に完食。また食べに来たいです、ハイ。

▲日本に戻ってきたら食べずにはいられない焼き餃子。「桃花林」の焼き餃子もウマし。