毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

スリランカ料理の数々(念願かなってセイロンティーの旅;その35)

イメージ 2 ▲熱く熱したヘルメットで目玉焼きを作ってみたわけではないです。

 2017年4月24日、なんてコットゥ~。

 ヌワラエリヤ県のタラワケレでデヴォン滝を眺めたあとは、コロンボ市内まで、まさに「爆走」です。ラワンウェラあたりまでは山道が続き、道路も基本的には片側1車線しかなく、なかなかスピードを上げることができませんが、運転手さんの超絶スーパーエキサイティングドライブテクニックなどにより、デヴォン滝のビューポイントを11時半頃に出発し、それからはノンストップだったので、どの道をどう走ったのか全然わかりませんが、コロンボ市内までの約140kmを4時間弱で走りきってくれました。運転手さん、この一泊二日、ムリなスケジュールを全部こなしてくれて、本当に助かりました。ありがとう!

 コロンボ市内へ戻ってきたところで、相方の方は16時の予約でシーギリアに続いてアーユルヴェーダに行ってしまったので、僕は同僚の職場を訪ねて時間を過ごし、19時をメドに、同僚たちと今回のスリランカ最後の晩餐会へ繰り出しました。

イメージ 3 ▲スリランカカレーなど、どれもみんなおいしかった~~♪

 連れて行かれたのは、インド洋の海岸沿いを走るコロンボ・プラン・ロードの一本東側、ゴール・ロードに面したホテル「レヌカ・シティ・ホテル(Renuka City Hotel)」の中にある「the Palmyrah」というレストラン。現地に暮らしている同僚たちのオススメなのだからハズレのはずがなく、ライオン・ビールを飲みながら、数々のおいしいお料理を堪能しました。

 このレストランのメインは、ジャフナ料理とのこと。スリランカ最北端はジャフナ半島になっていて、その先端部にあるのが北部州の州都・ジャフナ。紀元前に南インドから渡ってきたタミル人が多いことから、南インド料理に近く、スリランカ南部の料理とは、食材やスパイスの使い方などが違うのだとか。スリランカ南部では1日3食ともコメを食べますが、ジャフナでは昼以外はコメ以外の穀物を食べるのだそうです。

イメージ 1 ▲ジャフナ料理の定番の朝食「ホッパー」、ついに食べられた!

 そんなジャフナ料理の定番の朝食は「ホッパー」。今回も行く先々で、小さな店先や食堂に並んでいるのをよく見かけ、食べたいなと思っていたものの一つです。一見、ヘルメット(笑)。米粉にココナッツミルクを入れて溶き、それこそヘルメットみたいな鍋に薄くひいて焼き上げたもので、それだけで食べることもあるし、中に卵を落として目玉焼き状にすれば「エッグ・ホッパー」で、このレストランでは「エッグ・ホッパー」をいただきました。いやー、ついに食べられてよかった!

イメージ 4 ▲チキンを使った「コットゥ」、これもまたウマし。

 ジャフナ料理ではないですが、特にリクエストして食べさせてもらったのが、ヌワラエリヤで食べてはまった「コットゥ(Kottu)」。全粒粉薄焼きパンである「ロティ」を「コットゥコットゥコットゥコットゥコットゥ……」とにぎやかな音を立てて電光石火の早業で包丁を振るって細かく切り、それを肉や野菜と一緒に炒めたもので、できあがりは、メシを抜いた「そばメシ」といった感じ?ロティのもっちりとした食感とスパイシーな味付けと具だくさんな食べ応えで、うーん、満足!

 そしてシメのデザートは、もちろん「ワタラッパン」。来るときのスリランカ航空の機内食で食べた、スリランカ・プリンです。黒砂糖とココナッツミルク、ナツメグ、卵などで作るプリンで、その強烈な甘さがやみつきになります。さすがにここのレストランのワタラッパンは上品な味付けで、脳天に衝き抜けるような甘さはないものの、おいしかったです。でも、スリランカ航空の機内食の方が甘くておいしかったかな(笑)。

 同僚のみなさん、おかげさまで、今回のスリランカ旅行、とっっっても楽しかったです。また遊びに来るから、その時もよろしくね(笑)。

イメージ 5 ▲デザートはちょっと上品な甘さの「ワタラッパン」。