毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

目覚めれば茶畑(念願かなってセイロンティーの旅;その31)

イメージ 1 ▲417号室は角部屋なので二面が窓で、まさに目覚めれば茶畑状態。

 2017年4月24日、モーニングティー。

 ホテル「Heritance Tea Factory」での一夜が明けました。前日の雲の多い天気からは打って変わって天気は上々、壁の2面を占める窓からは、茶畑が広がる斜面が見え、青々とした茶畑がなんとも爽快な気分にさせてくれます。

 標高4,000フィート(約1,300m)以上の製茶工場で生産される紅茶を「ハイグロウンティー」といいますが、これはセイロンティーの高級品にランクされます。前日交通規制を迂回しながら通り抜けてきたヌワラエリヤ県の県都の標高が既に1,868mでしたから、このホテルのあたりはもう2,000mを超えているかもしれません。ウバ、ディンブラと並ぶセイロンの三大ハイグロウンティーが獲れる茶畑が、今、目の前に広がっているのです。

イメージ 2 ▲ホテルの窓から眺める茶畑の広がる斜面。

イメージ 3 ▲これはホテル正面側。オープンテラスに腰掛けてのんびり茶畑を眺めることができます。

イメージ 4 ▲これは同僚の部屋の窓からの景色。斜面全部が茶畑ですね。

 それでは1階のレストランで朝食です。

 おおーー、レストランの窓も大きく、ホテル前の芝生やら、周囲の茶畑や山の斜面がよく見渡せて、空は雲一つない真っ青な快晴で、気分爽快~~。

 こんな素晴らしい風景を眺めながら、まずはモーニング・セイロンティーってやつですか!このホテルの基調になっている濃いグリーンを使った模様の入った茶器やらテーブルクロスやらシュガーの包装紙やらが、紅茶の色合いとうまくマッチして、なんともシックで落ち着いたステキな雰囲気です。

イメージ 5 ▲1階レストランの窓際の席。素晴らしいお天気で、気持ちいい~♪

イメージ 6 ▲さっそくセイロンティーをいただきます。

 朝食はビュフェスタイルで、「ヘザーセット」の文字が入った茶箱を使って作った台の上に料理がずらりと並んでいます。オムレツもその場で作ってくれるし、ウエスタンばかりでなく、スリランカ・カレーやローカル・フードもいろいろあって、朝から食べ過ぎてしまいそうな気配。

イメージ 8 ▲「ヘザーセット」の文字が入った茶箱を使って作った台にお料理がずらり。

イメージ 9 ▲奥の鍋類は主食類、手前はグリーン・チリ・チャツネなどの豊富な調味料。

 なかでも気に入ったのは、スリランカ風揚げドーナツとでもいいましょうか、ほっくりとしていて、ハマりました。豆を使った揚げ物「ワデ(wadai)」というもののようで、「Uludu Wadai」と「Dhal Wadai」の2種類がありました。ドーナツみたいに輪っかになっているのはどっちかな~?

 ゆっくり朝食を食べ、何度もセイロンティーをいただきます。日頃は完全コーヒー派の僕ですが、やはりここではセイロンティーが最高。朝からすっかりくつろいでしまいました。

イメージ 10  ▲朝食の主食で気に入ったのは、豆を使った揚げパンのような揚げドーナツのような「ワデ」。

イメージ 7 ▲作りたてのオムレツ、スリランカカレー、ソーセージの横が揚げドーナツの「ワデ」。