毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

コロンボからダンブッラへ(念願かなってセイロンティーの旅;その11)

イメージ 1 ▲朝、ホテルの窓からの景色。財務・計画省など政府機関が入った古い建物の向こうに見えるのはインド洋。

 2017年4月22日、インド洋。

 今回一緒に旅行する香港在住の同僚は、23:10に到着する香港からのCX611便で来ることになっているので、僕が空港で2時間弱待って、一緒にホテルの送迎車でコロンボ市内へ向かうてはずになっています。

 ところが、夕方、シンガポールで乗継をしているときにも、香港の天候が悪くフライトが遅れるかもという連絡は入っていたのですが、バンダラナイケ空港の到着ロビーに出て到着便案内を見てみると、確かにCX611便は遅れていて、しかも到着は午前1時頃になる予定と出ているではないか。これはとても待てん!ということで、僕だけ先にホテルへ行き、翌朝の出発時に合流することに変更~~。

イメージ 2 ▲セイロン島西岸に位置するコロンボで、一夜明けるとホテルの窓からはインド洋が。

 前夜遅くにコロンボ入りした同僚とホテルで無事合流し、朝7時30分、これから一泊二日でチャーターした車に乗って、超タイトなスケジュールでスリランカのはずせないスポットを観光しまくります!

 まず向かうのは、ダンブッラ(Dambulla)。中部州マータレー(Matale)県の都市で、コロンボから北東に約148kmのセイロン島のほぼどまんなかにある街です。コロンボ市街地のホテルを出発して北上し、バンダラナイケ空港の東側を通ったところまではわかるのですが、そこから先はどの道をどう走ったのかさっぱりわかりません。とにかく北東へ北東へと、背の高いヤシの木が茂る道をひた走るのみでありました。

イメージ 3 ▲走りに走って、ダンブッラの石窟寺院への登り口へ到達。石の階段の上が入場券売場。

 コロンボからほぼ休まず約4時間も走ったでしょうか、世界遺産に指定されているダンブッラの石窟寺院の入口にたどり着きました。石窟寺院は高さ160mほどの岩山の上にあるので、上り口の入場券売場で入場券を買って、山道を上り始めます。

 気候はそんなに暑くもなく、山道の両側に生い茂る樹木の木漏れ日がとても気持ちよいです。山道の途中には一ヶ所、お参り用の花を売るおばさんがいました。

イメージ 4 ▲石窟寺院へと上る山道の途中で花を売る人。

イメージ 5 ▲花咲く木々の向こうに山が続いているのも見えたりして。

 それにしても、自然が豊かで、気持ちいいですね~。花咲く低い木々が立ち並ぶところでは頭上に空が開け、斜面がのびて向こうの山へと続いているのが見えたりします。

 そろそろ上りきるというあたりには巨大な岩肌が露出していて、その上に立つと、周囲を埋め尽くす森林と、はるかかなた、地平線の方に一つまた一つと山があったりすつのが眺められます。なんて豊かな自然なのでしょう?

 そして足下には猿。えっ、なんと、いきなり猿がいるじゃないですか。人間にはおかまいなく、好き勝手にうろうろしてます。ほんとにこのあたりは自然のままなのね……

イメージ 7 ▲剥き出しの岩肌の上に立って眺めると地平線までひたすら大自然。

イメージ 6 ▲野生のサルもうろうろしてます。

イメージ 8 ▲山道をのぼりきると、ここが石窟寺院の入口です。