毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宮古島・東平安名岬(2017年月イチ日本・3月編;その9)

イメージ 6 ▲天気にも恵まれ、隆起珊瑚礁でできた東平安名岬に眩しいほどに白い波が打ち寄せます。

 2017年3月18日、札幌まで2,500km。

 サトウキビ畑迷路を楽しんだあとは、更に南東へ15kmほど走り、宮古島の最東端で、島の南東端から長さ2kmにわたって伸びる岬「東平安名岬(ひがしへんなざき)」へ行きました。

 岬の付け根からまだしばらく車で進むことができ、岬先端の数百メートル手前にある駐車場に車を停め、そこからは徒歩で進むことになりますが、もうここまで来ただけでも、文句なしの絶景です!

イメージ 1 ▲駐車場から、灯台の建つ岬先端へと徒歩で進みます。

 2kmに及ぶ細長い岬は、幅が最も広いところで160m、標高は20mで、いちばん高くなったところに道路を通してあるので、左右の見晴らしが素晴らしく、爽やかな風も吹き抜けて、とにかく気持ちいいの一言に尽きます。

 両側は岩だらけの断崖になっていて、そこへ真っ青な海が白い波を打ち付けて、美しいったらありゃしない。海面に巨大な岩がごろごろと置かれているように見えるのは、1771年に起きた「明和の大津波」で打ち上ったものだと言われ、「津波岩」と呼ばれているそうです。

 そして更に進めば、ついに岬の先端に到達!わお!断崖絶壁、スゴイです!

イメージ 7 ▲隆起珊瑚礁の石灰岩でできた岬なので、周囲の海も珊瑚礁の浅瀬が続き、エメラルドグリーンが美しい。

イメージ 2 ▲ごろごろと巨岩が置かれたようになっているのは江戸明和の大津波で打ち上がった「津波岩」。

イメージ 4 ▲ついに岬の先端に到達。断崖絶壁になってます。

 岬の先端には、東平安名岬からの距離を示す地図プレートが設置してあります。それによれば、ここから那覇までは279km、台北までは403km、福岡まで1,093km、東京まで1,843km、札幌までは2,516kmだそうです。ここから札幌までは、台北までの6倍も遠いのか!

 そして振り向けば、「平安名埼灯台」。1967年(昭和42年)に初点灯した高さ24.5mの灯台で、平均海面から灯火までの高さは43mだそうです。この灯台には上ることができ、この好天ならばきっとスバラシイ絶景が望めると思うのですが、今回は断念。石灰岩と緑の芝生や草花を愛でながら、ゆっくりと駐車場まで戻りました。

イメージ 3 ▲ここからの距離を示す地図。東京まででも台北までの4倍以上遠いのかー。

イメージ 5 ▲上にのぼることもできる「平安名埼灯台」。