毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

めでたいお料理の連続(2017年月イチ日本・3月編;その7)

イメージ 2 ▲「アワビと沖縄アカマチのブレゼ 豆腐蓉の和風ブールブランソース」。

 2017年3月17日、スイーツずらり。

 披露宴パーティの食事は続きます。新郎新婦が席にまわってきたり、こちらから乾杯しに行ったり、キッズたちが走り回り始めたりして、全然落ち着いて食事するという感じではないですが、おめでたいからいいでしょう。

 次は、アワビの貝殻を皿代わりに「アワビと沖縄アカマチのブレゼ 豆腐蓉の和風ブールブランソース」。「アカマチ」とは「ハマダイ」のことで、沖縄では「マクブー」、「アカジンミーバイ 」と並んで三大高級魚だそうな。その切り身とアワビのスライスをブレゼ(蒸し煮)にしたもので、上にはイクラもまぶしてあって、贅沢な一品。沖縄と言えば、豆腐を紅麹や泡盛などとともに漬け込んで発酵熟成させた「豆腐'227;(とうふよう)」。中国の「腐乳」に似たものですが、とにかくクセありまくりのこの発酵食品を、「蓉」の字を使ってオシャレにし、ブールブランソースにしてしまうとは。沖縄の味覚あふれる一品です。

イメージ 1 ▲沖縄まで来て魚を食べる気にはならないが、この白身のアカマチはおいしかったなあ。

イメージ 3 ▲たまに日本に帰ってきておいしいと思うものの一つがパンなんですよねー。

 続いては、「琉球フラン フォアグラのソテーと琉球野菜 オイスター銀飴」。容器ごとオーヴンから出てきたばかりでアツアツです。フランなので、牡蠣だしをきかせたと思われる餡から透けて見える底には茶碗蒸しのようなものが敷かれており、その上には分厚いフォアグラのソテーが置いてあって、更にその上には生ウニがひとかけらと海ぶどうなどの琉球野菜。これはコレステロール値上がりますぜ。

 そして、お吸い物代わりでしょうか、「琉球ミーバイと沖縄木野子」。「ミーバイ」はハタのことだそうで、上記の沖縄三大高級魚の一つ「アカジンミーバイ」は香港でもよく食べる「紅星斑」のことのようですね。澄まし汁の中に、ハタの切り身がごろりと入っていて、シイタケのような沖縄キノコやサヤインゲンが添えられ、沖縄らしくさっぱりと酸味を引き出すために柑橘類のスライスも入っています。そして、金箔まで浮いている。なんて贅沢で、おめでたいのでしょう。

イメージ 4 ▲オーヴンから出したばかりのアツアツの「琉球フラン フォアグラのソテーと琉球野菜 オイスター銀飴」。

イメージ 5 ▲汁椀に相当するのは「琉球ミーバイと沖縄木野子」。金箔が浮いていておめでたい。

 そしてメインディッシュ。といっても、どの皿もメインみたいな感じでしたが、ずっとシーフードが続いてきたので、いよいよ肉料理の登場という意味でのメインディッシュ。それは「特選本部牛の炭火焼 沖縄マンゴーの甘酢ソース」。キターーーー。これは文句なしにうまそう。ミディアムレアの焼き加減の上にぱらりと塩が振られ、周りにぐるりとマンゴーソース。「もとぶ牛」はオリオンビール粕などを使って作るオリジナルの発酵飼料を食べて育てられているそうですが、ぱらりとかかった塩だけでそれはそれはおいしいです。

イメージ 6 ▲ついに肉料理登場。「特選本部牛の炭火焼 沖縄マンゴーの甘酢ソース」。

イメージ 7 ▲ぱらりとかかった塩だけでまことおいしくいただきますた!

 キッズたちはすっかりはしゃぎまわって、オープンテラスに出たり入ったりしてにぎやか。オトナたちは「祝」ラベルのオリオンビールをがんがん飲んで赤い顔してただの呑兵衛になってるし。

 いつの間にか、会場の中には、「HAL YAMASHITA 東京 ガーデンデザートアソート(10種)」がズラリと並べられていました。ウェディングケーキも切り分けられてデザートの仲間入りをし、10種類のスイーツが並んでいるだけでトロピカルな雰囲気です。ウェディングにマカロンにマロンタルトにトロピカルゼリーにシュークリームにクリームブリュレにフルーツに……こりゃたまらん。

 朝9時から続いてきた結婚式とウェディングパーティは、13時過ぎに滞りなく楽しくめでたくにぎやかに済み、みんなでしあわせな気持ちになりました。帰りにチャペルの前を通ると、もう次のカップルのお式が執り行われているところでした。やっぱり沖縄、人気のウェディングスポットですね!

イメージ 8 ▲パーティの〆めは「HAL YAMASHITA 東京 ガーデンデザートアソート(10種)」がズラリ。 

イメージ 9 ▲帰りにチャペル前を通ると、次のカップルがしあわせそうに挙式中。