毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

初めての日本トランスオーシャン航空(2017年月イチ日本・3月編;その3)

イメージ 4 ▲初めて乗るJTA機は、関空発那覇行きのJTA005便。

 2017年3月16日、うちなーの翼。

 関西空港、かなり久しぶりだと思ってましたが、よく考えたら去年2016年の4月にやはりCZ611便で瀋陽から飛んで来てました(そのときの記事はコチラ。)。そのとき以来なので、せいぜい約1年ぶりってとこですね。

 ただ、前回は到着ロビーに出てくるなりすぐに空港リムジンバスに乗って伊丹空港へ移動したので、関空の印象が薄いのかもしれません。今回は到着ロビーに出てきたあと、初めての国内線への乗継です。関空では国内線から国際線への乗継は何度か経験がありますが、国際線から国内線に乗り継ぐのは今回が初。

イメージ 1 ▲スターフライヤー機の向こうに空港連絡橋、その先のりんくうゲートタワービルもくっきり。

イメージ 2 ▲ターミナル中央部に長くのびる国内線搭乗エリア。

 到着ロビーに出て再び2階へ上がり、国内線出発口から再びゲートエリアに入ります。関西空港はターミナルの中央部分が国内線フライトの発着ゲートになっています。これから乗る14:30発の沖縄那覇行きJTA005便は24番ゲートからの出発です。

 実は今まで日本トランスオーシャン航空には乗ったことがなく、今回が初搭乗。24番ゲート前へ行ってみると、13:45に那覇からJTA004便として到着した日本トランスオーシャン航空のB737-400が折り返しの準備をしているところ。今やB737-400に乗るのも貴重な体験となることでしょう。

イメージ 3 ▲関西空港24番ゲートで折り返しの準備をしている日本トランスオーシャン航空のB737-400。

イメージ 5 ▲コクピット窓下には「うちなーの翼」の文字と南十字星をモチーフにしたマークが。

 この日のJTA005便は、レジJA-8995をつけた元JALエクスプレス機のB737-400。「JAPAN TRANSOCEAN AIR」の文字に加えて、コクピット窓下には「うちなーの翼」の文字と、南十字星をモチーフに南の島々を連想させるデザインのマークが描かれています。南西航空時代のつばめデザインとイメージカラーだったオレンジが活かされてもいます。また、よく見ると、前方ドアの上部両脇に、でいごの花が描かれています。「でいご」の花言葉は「夢・希望」。根を深く張って強いという特徴もあり、沖縄の県花でもあるので、「沖縄に根を下ろして、お客様の夢と希望を乗せて飛び続けるという想い」が込められているそうです。鶴丸カラーのJALレッドと南西航空時代のオレンジを組合せることで、JALグループが一丸となるメッセージも込めているそうです。

イメージ 6 ▲別に見たくはないが、JTA005便の後ろを中国南方航空機が離陸。どこ行きなんだか。

 JTA005便は、14:10に搭乗が始まり、僕は1番A席に着席。やがて機内はほぼ満席となりました。

 14:21にドアクローズとなり、14:25にプッシュバック開始。関空から離陸なんてもんのすごく久しぶりです。なんとさすがJTA、出発前の機内アナウンス、頭のところは琉球方言で話すんですね!全然意味がわからんかった!ほっこりするサービスでいいんじゃないでしょうか。

 そして14:35、RWY06Rからスムースに離陸。機体が宙に浮いてターミナルビルの向こう側が見えるようになると、キャセイパシフィック航空機が2機仲良く並んでいるのが見えました。CXの香港-関西便は多い日は1日に6便ぐらい飛んでますもんねえ。

 高度を上げながら左へ旋回していくと、左手には関西空港の巨大な空港島の全景が見え、更に旋回して空港島を真左に眺めながら南へと針路をとっていきます。

イメージ 7 ▲離陸直後、キャセイ機が2機並んでいるのが見えました。右の1機が新塗装ですね。

イメージ 8 ▲関西空港を真横に見ながら南下します。

 やがてすぐに見えてくるのは、鳴門海峡。瀋陽から飛んで来たときにも見えた南あわじ市丸山漁港のあたりが見えてきて、その先には、淡路島と徳島県鳴門市とをつなぐ大鳴門橋がかかっています。神戸淡路鳴門自動車道です。これが左に見えるということは、鳴門海峡を突っ切ってまっすぐ南下するのではなく、その手前で針路を南西に変え、四国を斜めに横切っていくようです。なので、大鳴門橋の西側、鳴門市の大毛島やウチノ海の入り組んだ地形も見えてきました。大鳴門橋をアップにしてみると、さすがに渦潮は見えませんが、手前の播磨灘と奥の紀伊水道ではやはり潮位差があるからか、こちら側から向こうへ海面が白波をたてて流れていっているのがよく見えます。もしかしたらあのあたりで渦潮が生じているのかもしれません。

 鳴門海峡が左後方へ去ってしまうと、左側には滑走路が見えてきました。僕はまだ一度も利用したことがない、徳島空港です。残念ながらこのあたりから地上の景色が霞んできて、そのあとは沖縄本島へ近づくまで、ずっと雲上飛行になってしまったのでした。

イメージ 9 ▲左側が淡路島で、中央左から右へ突き出ているが鳴門岬。大鳴門橋がかかっています。

イメージ 10 ▲こちらは大鳴門橋の西側、鳴門市の大毛島やウチノ海。

イメージ 11 ▲大鳴門橋をズームしてみると、潮位差で手前から奥へ海水が流れているのがはっきりと。

イメージ 12 ▲滑走路が見えてきたのは、徳島空港。