毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

国内線ロングフライト(2017年月イチ日本・2月編;その11)

イメージ 1 ▲JALから中国南方航空CZ6470便への乗継はかなりスムースにいきました。

 2017年2月26日、メニューおおげさ。

 広州白雲空港で国際線から国内線に乗り換えるのは、香港在住時代に広州乗継で重慶へ行ったとき以来でしょうか。今回は、羽田発のJL087便から瀋陽行きの中国南方航空CZ6470便への乗り継ぎで、乗継時間は2時間ちょっとです。

 航空会社も違うし、国際線から国内線への乗継なので、まずいったん入国して荷物を引き取り、改めて国内線カウンターでチェックインしなおす必要があるので、けっこう時間がかかりそう。以前上海浦東空港で遭遇したような「もはやムリ、間に合わん!」というような危機的状況には陥りたくない。

イメージ 3 ▲国内線B区のB201ゲートからB213ゲートまでが並ぶ長いウイング。

イメージ 2 ▲15:20発の瀋陽行きCZ6470便はB209ゲートからの出発。

 しかし、さすが広州白雲空港は中国南方航空のベース空港。国際線の荷物ターンテーブルから荷物を引き取り税関を抜けると、到着ロビーに出る手前に、中国南方航空国内線への専用乗継カウンターがあるんです。ここは人がほとんどいなくて、とてもスムースに国内線のチェックインができ、託送荷物もここですぐに預け直すことができるので、重くて大きい荷物を持ってターミナル内を動き回る必要がまったくなく、すごくラクです。

 チェックインを終えたら、その先は乗継客専用ルートになっていて、エスカレーターを上るとまず保安検査場があり、それを抜けると、電動カートが待っていて、国内線B区へと運んでくれます。上海浦東空港での地獄のような乗継を思うと、広州白雲空港のこの中国南方航空の乗継サービス、やみつきになりそう!

イメージ 6 ▲快晴の青空の下、広州白雲空港を出発。

 この日のCZ6470便は、レジB-8672をつけたA320。これはかなり新しい器材ですね。まだ機内もぴかぴかです。

 14:46に搭乗し、1番A席に着席。最前列の1列4席だけが「公務艙(ビジネスクラス)」になっていて、2列目からは普通席です。今回は、ビジネスクラスと普通席の運賃差が小さく、荷物がすごく多かったこともあって、差額を奮発してビジネスクラスにしたのです。残りの3席は中国人の子連れ親子が占めました。

 ビジネスクラスの乗客には、普通席の乗客が通路で列をなしているのなんかにはおかまいなく、時にはその列を押しのけて、いろいろサービスしてくれます(笑)。ウエルカムドリンクは、ミネラルウオーター、リンゴジュース、オレンジジュースから選べます。スリッパに履き替えるのも手伝ってくれます。ありがたいような、余計なような(笑)。

イメージ 4 ▲ウエルカムドリンクのリンゴジュース。

イメージ 5 ▲国内線だというのに、機内食のメニューが立派すぎて笑えた。

 15:11にドアクローズしましたが、15:26になってようやくプッシュバック開始。このあたりで機内食のオーダー取りが行われたのですが、あまりに立派なメニューを目の前に広げられてびっくりしました。

 メニューを開くと、その左ページには、中国南方航空のご挨拶と、顔写真付きのシェフ紹介。「中国南方航空では、スイス、フランス、オーストリア、北米の航空ケータリング業界の精鋭を招いて、中国南方航空シェフ顧問団を組織し、“食は広州にあり、その楽しみをキャビンで”というケータリングのブランドづくりに努めています」とあり、その総監督を務める陳晋偉シェフと、米英仏豪から招いたとするシェフの写真がずらり。

 右ページはメニューで、前菜、メイン、デザートと並んでいます。エビ、ビーフ、チキン、牛肉麺から選べというので、「南航牛肉大碗麺(China Southern Deluxe Beef Noodle Soup Ensemble)」をチョイス。なんだか大げさだな。

 というわけで、15:47にRWY01から離陸。地表は白く霞んでいて、すぐに雲上飛行となりました。

イメージ 7 ▲地上は白く霞み、大都会・広州の街並みはすぐに雲の下に。