毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

西へ西へと。(2017年月イチ日本・2月編;その9)

イメージ 1 ▲関東平野上空を抜けて西へ飛び、南アルプス越えへ。

 2017年2月26日、巡航高度低め?

 南方の広州行きなのに富士山の北側の航路を飛んでいるので、右側の機窓からは富士山は見られず。でも、南アルプスの山並みはとても美しく見えました。白く雪をかぶった険しい山容には圧倒されてしまいます。

 南アルプスを越えて更に10分ほど飛ぶと、大都市のど真ん中に長い滑走路が縦に伸びているのを発見。これは県営名古屋空港。FDAの拠点空港ですよね。航空自衛隊小牧基地と同居してます。中部国際空港セントレアができる前は、ここに国際線の飛行機がばんばん飛んで来ていたものです。僕もキャセイパシフィック航空で利用したことがあるなあ。

 更に5分ほどすると見えてきたのは、琵琶湖。ここもくっきりと晴れていて、琵琶湖大橋周辺はもちろんのこと、琵琶湖西岸の比良山地や更に西方の山地の冠雪している様まで美しく見渡せます。

イメージ 2 ▲離陸後30分弱で、いわゆる名古屋小牧空港が見えてきました。

イメージ 4 ▲琵琶湖、美しい。西岸の比良山地から更に西へ連なる山々も美しい。

 さて、ドリンクサービスが始まりました。「JAL SKY SUITE 767」専用シート「JAL SKY SUITEⅡ」の大きなダイニングテーブルを引き出して、まだ朝ですのでまずはペリエを。おつまみはいつものあられミックスとドライなっとう。

 機内食は、和食の台の物は「鶏の八幡巻」と「鰆の朴葉焼」で、日本発の便に乗るときはだいたい和食をお願いすることにしているのですが、この日は、前日に明治29年創業の秋葉原の古い居酒屋「赤津加」でたっぷり日本のうまい酒とうまい肴を楽しんだので、機内では洋食をチョイスしてみました。

イメージ 3 ▲朝でなければアルコールをいただきたいところですが。

 洋食のメニューは、前菜に「パテ・ド・カンパーニュ 粒マスタード添え」、「魚介のマリネ」、そして一見チョコレートケーキみたいな「フォラグラテリーヌ ガトー仕立て」。

 温かいスープを飲めるのはありがたく、「ベーコンと舞茸のコンソメスープ」。サラダはヘルシーに「レンコンとビーンズのサラダ イタリアンドレッシング」。メインは「牛フィレ肉のグリル オニオンソース」で、塩ゆでのフェットチーネと、ブロッコリ、トマト、シイタケなどの野菜が添えられています。最近、JALのビジネスクラスの機内食でかなり気に入ってるのがパンなんですが、今回のパンはデーツのパンとイギリスパン。もっとおかわりすればよかった。

イメージ 5 ▲日本発ですが洋食をチョイス。

イメージ 7 ▲上品に並ぶ前菜。変わり種は右側のチョコレートケーキみたいなの。

イメージ 8 ▲温かいスープを陶器の器で飲めるというのはうれしいです。

イメージ 6 ▲メインは「牛フィレ肉のグリル オニオンソース」。
 
 岡山県上空あたりまで来ると、薄雲がたちこめるようになり、地上の景色が見えづらくなってきました。岡山市北部の山の中にある岡山空港が遠くにぼんやりと見えていたけれど、そのあとは雲上飛行になってしまいました。ここまでの巡航高度は7,300mから9,900mといったところ。少し低めの高度を維持している感じでしょうか。

 雲上飛行と行っても、地上がまったく見えなくなったわけではなく、福岡上空では雲の切れ間がまた多くなり、海の中道から志賀島にかけての砂洲がくっきりと見えました。ここまででまだ1時間半も飛んでない。広州はまだ先。ホットコーヒーにハーゲンダッツのバニラアイスを食べながら、のんびり過ごそう。

イメージ 9 ▲ぼんやりと岡山空港が見えているんですが、わかりますか?

イメージ 11 ▲福岡の海の中道から志賀島にかけての砂洲の地形ははっきり見えました。

イメージ 10 ▲ホットコーヒーにハーゲンダッツでのんびりやってます。