毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

キクにナマコに。(2017年月イチ日本・2月編;その4)

イメージ 1 ▲青森の冬の味覚と言えばコレ、「キク」。タラの白子です。

 2017年2月23日、太巻き最高。

 青森市内にある「鮨処すずめ」での「十三湊コース」、まだまだ続きます。

 青森の冬の味覚と言えば、タラ。タラと言えば白子。津軽の方では「タヅ」と呼ぶようですが、岩手に近い南部地方出身の我が家ではもっぱら「キク」と呼んでます。とろりとした濃厚な味わいはこの季節ならではで、好きな人は大好きですが、僕はニガテ(笑)。

 もう一つ、青森と言えばナマコ。正月料理には欠かせないし、ごはんのおかずに毎日出てくることもザラ(笑)。酢の物で出てくることが多いかな。中国で乾燥ナマコを使った料理を食べ飽きた口には、生の新鮮なナマコのコリコリとした食感はたまらないかも。僕はこれまたニガテですが(笑)。

イメージ 2 ▲青森と言えばナマコも欠かせない。

 キク、ナマコと続いたあとは、シャキシャキっとした青物。県内のどこで獲れたなんという野菜か忘れてしまいましたが、季節からしても見た目からしてもミズではないし、ミズナとかでもない。かなり細いのですが、シャキシャキ感たっぷりでさっぱりしておいしかった。

 そして天ぷら。カレイかタラだと思うんだけど、忘れてしまった。舞茸とシシトウが添えられています。天つゆもありますが、塩も出てくるので、僕はやはり塩でさくさくといただくのが好き。これまたたいへんおいしかったです。

イメージ 3 ▲キク、ナマコと食べられないものが続いたので、シャキシャキの野菜はうれしい(笑)。

イメージ 4 ▲お料理の最後はカレイかタラ、もしかしたらフグの天ぷら。

イメージ 5 ▲舞茸とシシトウも添えられてます。天ぷらは塩でサクサクと、美味。

 「鮨処すずめ」の「十三湊コース」、ここまでで9品出てきて、銘酒「亀吉」もだいぶ進みました。どれもおいしかったし、静かにゆっくり楽しむことができました。

 お料理は天ぷらまででおしまいで、次はいよいよ握りです。お料理が多めだからか、主食の握りは、一つ一つが小ぶりなものが5貫です。生ウニ、イカ(これは塩が振ってあります)、ホッキ貝、フグ(とすれば、さっきの天ぷらもフグだったかも)、そして大間のマグロの中トロ。ああ、おいしい。日本に帰ってきた!って気になるね。

イメージ 6 ▲お料理が出尽くして、いよいよ主食は握り。小ぶりなものが5貫。

イメージ 7 ▲お店の看板・大間のマグロの中トロはホントおいしい。個人的にはイカですな。

 しかし、たまの日本で寿司を食べる機会があるならば、僕としては、海苔の香りとぱりぱりとした食感を楽しみたいので、ぜひとも巻物を食べずにはいられない。

 というわけで、太巻きを追加注文。そしたら、まさにこれが食べたかったんだよ!と叫ばずにはいられないようなスバラシイ太巻きが登場しました!ぎっしりとネタが詰まった超太の太巻き一本が8つに切られて皿に盛られています。最高の〆めになりました。ごちそうさま!!

イメージ 8 ▲追加注文の太巻き登場。

イメージ 9 ▲あんなにたくさんお料理も握りも食べたのに、まだまだパクパクいけるおいしさでした!