人影まばらな成田空港（2017年月イチ日本・2月編；その1）
▲うっすらと雪が残る瀋陽空港の33番ゲートで出発を待つ東京成田行きCZ627便。 2017年2月23日、凍てつく寒さ。
この冬は、日本は北海道や西日本で大荒れの天気や大雪が頻発しているようですが、青森に限って言えば、ずっと暖冬のままで、まとまった雪は全然降っていないらしい。
一方のこちら瀋陽は、この冬は冷え込む日が多い。最低気温がマイナス20℃まで下がる日はしょっちゅうで、時にはマイナス23℃ぐらいまでいくことも。朝の出勤がつらいよう。
そんな冷え込む瀋陽から、2月も日本でのいろいろな打ち合わせのために一時帰国。いつもどおり、朝08:30発の東京成田行き中国南方航空CZ627便で出発します。
▲ここがベースのはずのCZ機が意外に見当たらない朝の瀋陽桃仙空港。
▲こちらは31番ゲートの方の大邱行きかな。 この日の瀋陽は、冷え込みは厳しいながら、雲一つない快晴。この日のCZ627便は、レジB-2282をつけたA321での運航で、33番ゲートからの出発です。31番ゲートにいるのは07:50発の韓国大邱行きCZ667便。週2便の運航ですが、瀋陽～大邱便ってあったんだ。へー。この日はレジB-6785をつけたA320ですね。
07:50を過ぎた頃に搭乗が始まり、33番K席に着席。コードシェアのJL5022便でチケットを購入しているのですが、そうすると31番から34番までのちょっとシートピッチの広いプレエコ席（エコノミークラス扱い）が割り当てられるんです。
▲凍てつく大地を眼下に見ながら高度上昇中。
▲それほど積雪が多いわけではないのですが、とにかく寒そう。 08:17にドアクローズ。お隣33番J席は空席のままで、通路側の33番H席の人は32番K席へ移っていったので、らくちんゆったりのフライトが楽しめそう。
予定飛行時間は2時間50分とのアナウンスがあり、08:21にプッシュバック開始。08:35発の大阪関西行きCZ611便もほぼ同時にプッシュバックを始めました。こちらが先にタキシングを始め、08:35にRWY24から離陸です。
離陸直後は、真っ白な雪に覆われて見るからに凍えそうな大地の広がりや雪の中に点在する小さな集落なんかがよく見えていましたが、15分ほどで雲が増え、地上の風景は切れ切れになってきました。
機内は、シートテレビはないですが、天井に折りたたみ収納式の共用スクリーンで、映画を上映。日本行きの便では、いつも決まって中国語英語字幕付きの邦画を上映します。この日の映画は2016年公開の「嫌な女」。知らん。
▲機内食はチキンとポークからのチョイス。こちらはポーク。
▲どちらをチョイスしても味付けは変わらないけど、意外とおいしかったりして。 離陸後45分ほどして、朝食が配られます。チキンとポークからのチョイスで、味付けはどちらも変わらないのですが、今回はなんとなくポークをチョイス。ほかにハムと海藻のサラダみたいなのとヨーグルトと、ビニール袋に入ってキンキンに冷えた丸パンがついてます。飲み物はホットコーヒー。
他にすることもないので映画「嫌な女」の字幕を追うともなく追っていると、離陸後1時間10分ほどで、日本海が見えてきました。ロシア沿海地方の大地も平野部は雪で真っ白ですが、海は凍ってはいないんですね。
▲ラゾ地区ザポヴェドノエ(Заповедное)あたりの海岸線。
▲日本海上空に抜け日本が近づくにつれて、厚い雲が覆うようになってきました。 日本海に抜ければ、一気に南下して新潟、福島、茨城上空を通って成田空港へ向かうということになりますが、機窓から見えるのはだんだんと厚い雲ばかりになってきました。
日本時間の11:50頃、最終の着陸態勢に入って高度を下げ、雲の中に入りますが、雲が厚くてなかなか雲から抜け出せない。かなりひどく揺れてきました。ようやく厚い雲を抜けると、下界は雨。しかもかなり強い風が吹いています。成田空港周辺は悪天候です。
▲第3ターミナル前で風雨に打たれるLCCの飛行機たち。 真横からの風を受けながら、12:08にRWY16Lにランディング。第1ターミナルのいちばん奥のほうまで延々とタキシングして、12:21にようやく26番ゲートにスポットイン。そのちょっと前の12:18に、ソウル仁川行きのチェジュ航空7C1101便が離陸して行ったけれど、それ以外は周囲に全然飛行機が見当たりません。入国審査場にも人影はほとんどなく、荷物引き取りのターンテーブルは、瀋陽便、モスクワ便、鄭州便だけが回っていて、ここもまたほとんど人がいません。なんか気持ち悪い。いったいどうしちゃったの？この時間帯はいつもそういう時間帯だった？それとも強風の影響で到着便がキャンセルされてるとか？？
▲人影まばらな成田空港に到着したCZ627便。