毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

終点・大館、やっと雪。(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その25)

イメージ 1 ▲片方が2人掛けのボックスシートなので通路が広い車内。進行方向を変える準備中。

 2017年1月2日、風雪。
 
 大館行き1935Dは、1両に5人ほどの乗客を乗せて、20:15の定刻に十和田南を発車。進行方向が逆になり、鹿角花輪方面へ向かう線路が左へと離れていき、こちらは右へとカーブを切っていきます。

 十和田南を出て最初の駅は、末広。大正の秋田鉄道時代、旅客駅よりも先に貨物駅として1915年(大正4年)に開業。今の十和田駅が開業するより5年も前のことです。

イメージ 2 ▲1915年12月25日、秋田鉄道毛馬内駅(貨物駅)として開業した末広駅。

 土深井、沢尻、十二所と停車し、その次は大滝温泉に到着すると、向かいのホームにキハ111-121を先頭にした列車が交換待ちで停車中。大館発鹿角花輪行き最終列車940Dです。ホームには少し新雪が積もり、新しい足跡がたくさんついています。

 大滝温泉を出ると、次は扇田。ここまで来ると、もう大館市の市街地に入ってきたなという感じがします。

イメージ 3 ▲20:34、大滝温泉到着。

イメージ 4 ▲向かいのホームには、ほとんど乗客のいない鹿角花輪行き最終列車940Dが停車中。

 東大館を出発し、次はいよいよ終点・大館。いったん奥羽本線の線路を高架で跨ぎ、右へ急カーブを描いて奥羽本線の線路と並び、定刻の20:52、終点大館駅の3番線ホームに到着しました。盛岡から106km918m、所要時間は2時間49分でした。2/3番線ホームには、JR花輪線終点駅の標識が秋田犬のイラストとともに設置されています。

 ここでようやく、雪が降りしきっています。お正月らしい、冬らしい、風景です。真冬の北東北の旅は、こうでなくっちゃ。

イメージ 5 ▲終点大館に到着した1935D。降りた乗客はわずか。

イメージ 6 ▲2番線側の駅名標には花輪線の駅の表示はないですね。

イメージ 7 ▲2/3番線ホームにあるJR花輪線終点駅の標識。盛岡から106km918mでした。