毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

県境越えて二たび秋田県(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その24)

イメージ 1 ▲19:41、兄畑到着。兄畑を出ればすぐに県境越えです。

 2017年1月2日、スイッチバック。

 田山の次は兄畑。花輪線の岩手県最後の駅で、兄畑を出るとすぐに県境を越え、秋田県に入ります。羽越本線で秋田県に入り、秋田駅で奥羽本線に乗り換えて山形県へ抜けましたが、ここでまた再び秋田県入りです。秋田県に入って最初の駅は湯瀬温泉。その次は八幡平。八幡平駅のあたりまで東北自動車道が並走しているはずですが、日はとっぷりと暮れているので、周囲の景色は全然わかりません。

イメージ 2 ▲秋田県に入って最初の駅は湯瀬温泉。

 八幡平駅のあたりから十和田南駅あたりまでは、花輪盆地の平野部を走ります。陸中大里の次は鹿角花輪に19:59に到着。僕なんかだと「陸中花輪」の方がなじみがあるけれど、いつの間にか「鹿角花輪」に改称してました。

 向かいのホームには、大館発盛岡行きの1938Dが19:44に到着してこちらの到着を待っていました。19:59に双方同時発車です。

イメージ 3 ▲鹿角花輪に到着。向かいのホームでは盛岡行きの1938Dがこちらの到着を待っていました。

 鹿角花輪を出て、柴平に停まると、次は十和田南。スイッチバックの駅として有名ですよね。大正時代の秋田鉄道(株)時代に、僕の生まれ故郷・三戸までの鉄道敷設計画があったのがスイッチバックになった理由だというのですから、ちょっと驚きです。

 十和田南では6分停車し、進行方向を変えます。この間はホームにおりて、きりりと冷えた空気を深呼吸することができます。

イメージ 4 ▲20:09、十和田南に到着し、ヘッドライト消灯。この先はこちらが後方車両になります。

イメージ 5 ▲スイッチバックの駅、十和田南駅。

イメージ 7 ▲運転士さんがキハ110-137の方に歩いてきて、今度はこちらが先頭車両になるのです。

イメージ 9 ▲終点大館まではあと40分弱。

 十和田南駅には1面2線の島式ホームが一つあり、すべての列車は南からやってきて、南へと出て行きます。駅舎は、ホーム南端にある構内踏切を渡った先の離れたところにあり、夜間は無人駅となるようです。以前は急行「よねしろ」なんかが走っていたり、十和田湖観光への玄関口として活気を呈していたのでしょうが、今はひっそりと平屋の駅舎がたたずんでいるだけです。

 運転士さんは、キハ110-122からキハ110-137の運転台の方に移り、進行方向を変えて出発の準備を整えています。20:15の発車時刻はもうすぐです。

イメージ 6 ▲構内踏切の向こうに駅舎がたたずんでいます。

イメージ 8 ▲改札口の上に掲げる「歓迎 鹿角市」の文字と大湯環状列石・ストーンサークルのイラストも寂しそう。