毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

広がる盛岡圏(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その23)

イメージ 2 ▲雨の中で発車を待つ大館行き普通列車1938D。

 2017年1月2日、盛岡、雨。

 「やまびこ55号」は、一ノ関を発車して、水沢江刺、北上、新花巻とこまめに停まり、終点盛岡には17:54の定刻に到着しました。ここで岩手県民のソウルフード「福田パン」のコッペパンを調達したいところですが、乗継時間が短く、駅ビルの中にある店舗にさえ立ち寄ることができません。無念。

イメージ 1 ▲IGRいわて銀河鉄道線0番線ホームは18:05発の八戸行き普通列車4541M。

イメージ 3 ▲大館行きの先頭はキハ110-122、後方はキハ110-137。
 
 次に乗るのは、花輪線の18:03発大館行き普通列車1935Dです。盛岡から好摩まではIGRいわて銀河鉄道線を走るので、IGR専用ホームである0/1番ホームから発車しますが、JR側から直接行くことはできなくなってしまったので、いちいちJRの改札を出て、IGRの改札まで回らなければならないというのはやはり不便だなあ。

 IGRのホームへ出てみると、雨が降っているではないですか。けっこう本降りです。1月2日に盛岡まで北上してきて、雨ですか。なんという暖冬でしょう。

イメージ 4 ▲IGRになってからの新設駅2駅のうちの一つ、巣子。

イメージ 5 ▲2015年から駅内で「串焼処 銀河」が営業している滝沢駅。

 0番線の方には18:05発の八戸行き普通列車4541Mが停車中。青い森鉄道車両ですね。大館行き1935Dは1番線からの発車です。

 1935Dはキハ110形気動車の運転で、八戸方キハ110-122、盛岡方キハ110-137の2両編成ですが、盛岡で買い物したり遊んだりしてこれから帰宅するのか、車内は立ち客も大勢いてぎっしりという感じです。

 18:03に盛岡を定刻発車し、青山、厨川、巣子、滝沢と停車するたびにごっそりと下車客があり、車内は好摩に着くまでの間にすっかりガラガラになってしまい、余裕で座れるようになりました。盛岡県都圏がかなり広がったという印象を受けますね。

イメージ 6 ▲いよいよ花輪線に入り、18:42、大更着。ほとんど雪なし。

イメージ 7 ▲18:50、北森着。ホームなどには雪はなし。

イメージ 8 ▲18:54、松尾八幡平着。ここも雪なし。どこまで暖冬なのか。

 花輪線との分岐駅・好摩を18:30に発車するとすぐに左へ急カーブを描き、いよいよ花輪線へと分け入っていきます。花輪線に入って最初の駅は東大更、そして大更、平舘、北森、松尾八幡平と停車していきます。松尾八幡平までは盛岡から続きの平野になっているので、雪はほとんどなく、駅に着く度に、どの駅のホームにも雪はほとんどなく、お正月に北東北を旅行しているとはとても思えないほどの暖冬ぶりです。

 しかし、松尾八幡平を出ると、花輪線はいよいよ山間部へ分け入っていきます。安比高原、赤坂田、小屋の畑、荒屋新町、横間、田山と進むにつれて積雪が増え、駅名標の足下に積もる雪が厚みを増していきます。

イメージ 9 ▲19:10、赤坂田着。積雪がぐっと増えた。

イメージ 10 ▲19:33、田山着。うっすらと新雪もかぶっているようです。