毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

新潟県から山形県へ(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その15)

イメージ 2 ▲江戸時代には「念珠関」とも書かれていた「鼠ヶ関」は山形県に入って最初の駅。

 2017年1月2日、東北三関。

 越後寒川駅まで来て「笹川流れ」が終わっても、列車はまだまだ海岸沿いを走り、日本海が広がる美しい車窓の風景を楽しむことができます。残念なのは、この日はどんよりとした曇り空で、海の色も冴えない灰色でぱっとしないということ。前夜の風雨からすれば、雨が降っていないだけましかもしれないけれど、ま、冬の日本海らしくてこの方がいいかしらね。

イメージ 1 ▲越後寒川~勝木間の車窓の風景。冬の日本海らしい?

 「笹川流れ」が過ぎた越後寒川から勝木、府屋と停まり、その次は08:19に鼠ヶ関到着。勿来、白河と並ぶ東北三関の一つで、この関所を通って山形県に入ります。もちろん観光快速列車「きらきらうえつ」の停車駅ですから、「きらきらスポット」の駅名標があります。「きらきらうえつ」は勝木、府屋、鼠ヶ関と3駅連続で停車するんだけど、なぜだろう?

イメージ 3 ▲駅舎と反対側のホームの駅名標。

 鼠ヶ関を発車すると、小岩川、あつみ温泉、五十川(いらがわ)と停まり、ここから先は海岸線を少し離れ、山手を走るようになります。特に、小波渡(こばと)の次の三瀬(さんぜ)からはぐぐっと内陸部に入り、田園の中を羽前水沢、羽前大山と進んで、08:59、鶴岡に到着します。

 鶴岡市は、庄内地方の中心都市で、市町村合併後の人口は約13.3万人で山形県内で2番目となり、面積は1,311.53 平方kmで、東北地方で一番広い市になったそうです。

イメージ 4 ▲羽前大山駅の手前あたりの田園風景。

イメージ 5 ▲山形県庄内地方の中心都市・鶴岡に到着。停車時間はわずか1分ですが。