毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

鮭といで湯の城下町(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その13)

イメージ 3 ▲村上駅を発車してゆく内野行き普通列車1928M。

 2017年1月2日、湘南色。

 07:24に村上駅に到着した823Dは、ここで10分停車します。「きらきらうえつ」仕様の駅名標が立つ2/3番線ホームにおりて、冷たい空気を吸ってリフレッシュです。

 ホームには「歓迎 ようこそ 鮭といで湯の城下町「村上」へ!」の横断幕がかかっています。15年ほど前に、村上駅から日本海を望む瀬波温泉へ行ったことがあるので、いで湯の町であることは知っていましたが、塩引き鮭が有名だとは知らなかった。城下町だというのも知らなかった。1620年に村上城を中心に整備された新潟県最古の城下町なのだそうな。 

イメージ 2 ▲「きらきらうえつ」仕様の駅名標と10分停車の823D。

イメージ 7 ▲3月には「SL村上ひな街道号」も走り、「町屋の人形さま巡り」も有名。

 1番線ホームには、6両編成の電車が停車中。村上始発の07:26発内野行き普通列車1928Mですね。後ろの3両は新潟3次色のN-30編成ですが、前3両は、関東でももう見られなくなった湘南色ではありませんか!新潟3次色の方と連結している車両はクハ115-1227で、これはN-40編成。湘南色、まだ残ってたんですね!

イメージ 1 ▲07:26発内野行き普通列車1928Mの前3両は湘南色のN-40編成。なんかなつかしい。

 1928Mを見送って、村上駅の長いホームを鶴岡方へ行ってみると、ホームの屋根も途切れ、広い構内が見渡せるようになります。海手に立派な鉄道防風林が整備されているのが目を引きます。このあたりは、冬になると、日本海から猛烈な風雪が吹き付けるのでしょう。ちょっと野辺地駅を思い出して、なつかしい気持ちになりました。

イメージ 5 ▲2/3番線ホームを鶴岡方へ歩いて来ると、屋根も途切れて広い構内が見渡せるように。

イメージ 6 ▲海手にはみごとな鉄道防風林が連なっています。

イメージ 4 ▲鉄道防風林をバックに、村上駅の駅名標。

 2/3番線ホームに立つ「羽越線発車時刻表」、寝台特急や長距離を走る特急、急行はなくなってしまったけれど、羽越本線では特急「いなほ」が新潟、山形、秋田の日本海沿岸地域を結ぶ役割を担っているので、特急「いなほ」を示す赤い文字が目立ちます。E653系に置き換えられてからはまだ「いなほ」に乗ったことはないけれど。

 村上駅を境に、上りと下りの列車の本数が大きく違うのも特徴ですね。上り28本に対して、下りは16本と、12本も差があります。村上駅を始発終着にする列車が多いということで、村上駅までが新潟市内の通勤通学生活圏だということでしょう。

イメージ 8 ▲上りと下りでは12本も列車の本数に差がある村上駅。