毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

「リゾートあすなろ八戸2号」(謹賀新年!暖冬東北ぶらり旅;その4)

イメージ 2 ▲薄く雪をかぶって新青森駅の2番線で発車を待つ「リゾートあすなろ八戸2号」。

 2016年12月30日、誰も乗らない。

 2016年も残すところあと2日となった晦日の朝、富山駅から「かがやき508号」に乗り、大宮駅で「はやぶさ53号」に乗り継いで、新青森駅までやってきました。新青森駅到着は15:08です。

 いつもだと、ここで降りてタクシーで実家へ帰るところですが、たまにゆっくりできる帰国のときは、1日ぐらいは温泉で過ごしたいもの。そこで、2016年の晦日は、青森市の奥座敷・浅虫温泉で過ごすことにしてるんです。

イメージ 5 ▲珍しく新青森駅で降りずに在来線ホームへ移動。

 うまい具合に、「はやぶさ53号」に接続して、新青森15:28発の8556D快速「リゾートあすなろ八戸2号」が運転されていて、これに乗れば乗り換えなしで浅虫温泉へ直行することができるんです。

 「リゾートあすなろ八戸2号」は、ハイブリッド気動車HB-E300系気動車で運転される観光列車。この日はAH1編成による運行で、全車指定席。運転席後方はフリースペースで、前面展望を楽しむことができます。

 このHB-E300系気動車には、以前、新青森駅から青森駅までひと駅だけ、「リゾートあすなろ竜飛1号」として運転された列車に乗ったことがあります(そのときの記事はコチラが、青森駅から先へまで乗るのは今回が初めてです。

イメージ 4 ▲「青森経由」など、出発列車案内は妙に情報量が多いなあ。

イメージ 3 ▲ねぶたの情熱を表す赤(というか濃いオレンジ)が鮮やかな車側マーキング。

イメージ 6 ▲「八戸」までは表示されないようですね。

イメージ 7 ▲行き先表示の方で「八戸」が出てくるってことね。

 1番線の方は、15:13発の津軽新城行き普通列車4632Mがやってきて、出発していきました。新幹線が新函館北斗まで開通するまでは、新青森と函館を結ぶ在来線特急「(スーパー)白鳥」が新青森駅~青森駅間の新在接続を担っていましたが、新幹線開通後はそれがなくなってしまったため、青森~津軽新城間に普通列車を走らせて新在接続を図っているのです。

 さてこちらの「リゾートあすなろ八戸2号」、誰も乗ってきませんね……新幹線の定期列車との接続がよくないので、使い勝手が悪いのでしょうか。我々以外の乗客の姿はないまま、15:28、定刻に新青森駅を発車します。

イメージ 1 ▲津軽新城行き4632M。特急「(スーパー)白鳥」なきあとの新在連絡列車。

イメージ 8 ▲帰省ラッシュのピークだというのに「リゾートあすなろ八戸2号」の車内はガラガラのまま。