毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

東京羽田発上海浦東行きJL085便(2016年月イチ日本・12月編;その11)

イメージ 2 ▲羽田空港国際線148番ゲートは拡張してできた新棟のはじっこ。

 2016年12月12日、昼下がりの国際線ターミナル。

 あー、おなかいっぱいになっちゃったな。

 頃合いを見計らって、148番ゲート前へ前進。この日の上海浦東行きJL085便は、レジJA-606JをつけたB767-300ERでの運航です。来るときに浦東空港での乗り継ぎでかなり痛い目に遭ったので、もはや僕には上海乗り継ぎという選択肢は存在しない。上海行きの飛行機に乗るのもこれが最後かもね……

イメージ 1 ▲148番ゲートはいちばん端っこなので、スターボードサイドから飛行機を見ることができません。

 14:15に搭乗が始まり、僕はマイルでアップグレードしてビジネスクラスの最後列6番K席に着席。最新型のシート「JAL SKY SUITEⅡ」が4席×6列並ぶ24席仕様です。上海行きなんて短距離路線なんだから、こんなフルフラットになるようなシートでなくてもいいような気もするのですが、上海浦東までは1,739km、所要2時間49分の予定と表示されています。近い近い。

イメージ 8 ▲離陸後に撮った写真ですが、機内はこんな感じ。窓際席は一人掛けなのですごいゆったり度。

 ビジネスクラスは24席しかないけれど、この日はそれでも空席が目立っています。定刻より早く14:28にドアクローズとなり、14:31にプッシュバック、14:35にタキシングと、流れるように作業が進みます。機窓からは、国際線ターミナルにスポットインしている様々な航空会社の飛行機を見ることができます。ANA、デルタ、中国南方航空……は別に見たくはないけれど。

イメージ 3 ▲中国南方航空なんて見たくはないが、A330なので、あれはきっと広州行きでしょう。

イメージ 4 ▲今となっては旧塗装のキャセイパシフィック航空、16:20発の香港行きCX549便。

 キャセイパシフィック航空の旧塗装のB777-300は、16:20発の香港行きCX549便。どんどん新塗装に変わってきているので、尾翼に赤いラインが入っているのは近々見納めになるかもしれません。

 国際線ターミナル148番ゲートは、RWY05エンドから最も遠いゲートと言え、タキシングはたっぷり15分ぐらいかかってしまい、RWY05から離陸したのは14:53。東京湾にきらめく日の光を浴びながら、右へ急旋回しつつ急激に高度を上げていきます。右側には、離陸してきたばかりの東京湾に浮かぶ羽田空港の全景を眺めることができます。

イメージ 5 ▲冬の日を浴びてキラキラ輝く東京湾上空で右へ右へと急旋回。

イメージ 6 ▲離陸してきたばかりの羽田空港の全景。

イメージ 7 ▲鶴見川河畔にある日産スタジアムがくっきりと。右の方の駅のホームが並んでいるところは新横浜駅。

 離陸から10分で、首都圏の大都会の風貌は途切れ、機窓の景色は山がちになってきます。すっかり葉の落ちた山並みは、早くも西に傾き始めた日の光を受けて、その山肌のヒダのような地形をくっきりと見せています。

 眼下には、神奈川県の津久井湖、宮ヶ瀬湖が見えていますが、このまま西へ飛んでいくとすると、右側からは富士山は見えないですね……こんなにお天気がいいなら、左側の窓からはきっと美しい富士山の姿が見えているに違いない。残念。

イメージ 9 ▲神奈川県の津久井湖が見えてきました。