毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

黒石つゆ焼きそば(2016年月イチ日本・11月編;その9)

イメージ 3 ▲新青森駅ビル内「黒石や」の「黒石つゆ焼そば」。焼そばなのにスープに浸ってるのが特徴。

 2016年11月12日、決め手は太平麺。

 弘前行き普通列車649Dのタラコ色の気動車を新青森駅で降りて、今回青荷温泉に案内して差し上げた中国人はこのまま新幹線で東京へ戻るというので、お見送りをするのですが、直後に接続する12:39発の「はやぶさ20号」ではなくその次の13:52発の「はやぶさ22号」に乗るとのことなので、駅1階の「あおもり旬味館」でまずはお土産を買いまくり。「旬味市」スペースに僕もよくお世話になっている弘前の津軽塗の工房さんが出ていたので紹介したら、「これはスバラシイ!」と言って、津軽塗(七々子塗)の酒器をセットでご購入。なんて太っ腹なんだ!

 ようやく買い物も落ち着いたので、軽くお昼を食べることに。前々日は十和田市で南部の誇る「ご当地グルメ」の一つ「十和田バラ焼き」を食べたので、「あおもり旬味館」の「地産地消飲食ゾーン」にある「黒石や」で津軽の誇る「ご当地グルメ」である「黒石つゆ焼きそば」を食べることに。今朝まで黒石にいたんだからそういう意味でもちょうどよい。

イメージ 1 ▲太平麺(ふとひらめん、と読むと思う。)を使うのが特徴。

 黒石市で昭和30年代後半に存在した「つゆそば」がルーツらしいこの「黒石つゆ焼きそば」、黒石市の「やきそばのまち黒石会」の定義によれば、「太平麺を使うこと」と「具材は太平麺、豚バラ肉、キャベツ、玉ねぎ、ウスターソースを使うこと」が必要らしいです。

 新青森駅内の「黒石や」さんはオープンキッチンなので、作っているところがよく見えます。

 まず、太平麺を鉄板の上に広げ、ソースをかけて焼きながら絡めていきます。うん、確かに麺は平たい。これは確かにこのへんでは見かけないな……

イメージ 2 ▲麺に火が通ったところで具材を加えて混ぜ合わせていきます。

 麺にソースが絡み火が通ったところで具材を加えて混ぜ合わせていきます。「黒石や」さんは具材に豚バラ肉、キャベツ、玉ねぎ、ニンジンを使っているようです。

 ハイ、できあがり!このまま皿に盛って出せば「焼きそば」で、「焼きそば」メニューも各種あります。「つゆ焼きそば」は、これを平皿に盛った上から、かけそばに使うような和風だしのつゆをかけ、揚げ玉をたっぷりと刻みネギをトッピングします。どうして焼きそばに更につゆをかけねばならんのだ、という疑問もないではないですが、つゆがあっさりしていることもあって意外にさっぱりとおいしくいただけます。これから見送る中国人は、初めての青森で2つも青森の「ご当地グルメ」が食べられて、大満足の様子でありました(^^)。

イメージ 4 ▲平皿に盛って、このままなら「焼きそば」。更に和風のつゆをかけて「つゆ焼きそば」のできあがり。