毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

弘前発青森行きのタラコ色(2016年月イチ日本・11月編;その8)

イメージ 3 ▲黒石10:50発の弘前行き22レ列車の一方には「こけし」ヘッドマーク。

 2016年11月12日、渋谷109。

 10:50発の22レ列車は、青い帯が入った7000系電車7013編成。隣の側線には同じ青い帯が入った7011編成も停まっています。ヘッドマーク型の広告を取り付けているのが特徴で、デハ7013とそれに連結されているデハ7023には「平賀保育園」(7013側には「つがる」、7023側には「こけし」とひらがなで入っている。)、デハ7011には「津軽こけし館」、デハ7021には平賀町の「カサイ食品センター」の広告ヘッドマークがついていて、ローカル色豊かです。

イメージ 1 ▲改札口側から7011編成と7013編成を眺めてみる。

イメージ 2 ▲通勤通学時間が終わった平日の午前の乗車率はこんなもの。

 通勤通学時間がとっくに終わった平日の午前の車内は、実に閑散。向かい合うロングシートに一人も乗客が座っていない区画もあるほどです。

 弘南鉄道7000系電車は元東急7000系電車。7013編成は1990年に東急から弘南鉄道に移ってきたものですが、つり革には、今も「渋谷109」の広告がついたままになっています。「fashion community SHIBUYA 109」の上に「ショッピング 夜9時まで お食事・喫茶 夜10時半まで」と書いてあり、いったいいつつけられた広告なんだか……

 すると10:54、田舎館駅に到着し、弘前からの19レ列車と交換です。こちらは前日乗った沿線高校の絵のラッピングが施された赤い帯の7012編成です。

イメージ 4 ▲いったいいつの渋谷109のことか、7013編成の車内のつり革広告。

イメージ 5 ▲田舎館駅で、前日乗った赤帯の7012編成と交換。

 終点弘前には11:19に到着で、改札を出てすぐにエスカレーターを上り、JR弘前駅の方へ移動します。乗り換えるのは、弘前が始発の11:35発青森行き普通列車649D。ホームに下りてみて気がつきましたが、なんとこの列車は気動車での運転なんですね!しかも塗色はタラコ色で、青森方がキハ40-1006、弘前方がキハ48-544の2両編成。「青森←→弘前」のサボもしっかり挿してあって、なんかなつかしくていいなあ。
 
 青森行き649Dは、鶴ヶ坂で青森発大館行き普通列車654Mと交換する以外は、軽快なエンジン音を響かせながら快走し、12:19に新青森駅に到着しました。反対側のホームには津軽新城行きの4628Mが先に到着してこちらの到着を待っていました。我々はここで下車します。

イメージ 6 ▲弘前からは、思いも寄らぬ気動車列車で青森を目指します。

イメージ 7 ▲懐かしいタラコ色に「青森←→弘前」のサボ、なんだかなつかしい。