毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

合宿気分の青荷の朝食(2016年月イチ日本・11月編;その7)

イメージ 1 ▲シンプルだが必要かつ十分、そしておいしい朝食。イワナの甘露煮が名物。

 2016年11月12日、自分で盛ります。

 「滝見の湯」での朝湯でさっぱりしたあとは、大広間で朝食です。

 青荷温泉を僕が気に入っている理由の一つに、ここに泊まると、なんか学生時代の部活動か何かの合宿に来てるみたいな雰囲気があるということがあります。余計なサービスがなく、シーツかけから何から布団も自分で敷かなければならないし、夕食も朝食も大広間で宿泊客が全員一斉に食事をし、その大広間の真ん中のテーブルには大きな炊飯器と汁物の大鍋が置いてあって、ごはんと汁物は自分でよそうことになっています。早い者勝ちなので、遅く行くともしかしたらごはんはもうなくなっていたなんてこともないとは限りません。

イメージ 2 ▲大部屋に宿泊客が集まって一斉に朝食。真ん中のテーブルでごはんと汁物は自分でよそいます。

 そんなわけで、大広間が開くやいなや、すぐに行って、炊きたての白いごはんを自らてんこ盛り。汁物は津軽地方の郷土料理「けの汁」をたっぷり味わえます。朝食メニューはとてもシンプルで、陶板で作るのはたっぷりの山菜の卵とじ。蕗と糸こんと油揚げの煮しめ、青森特産のナガイモの千切り、昆布の佃煮、ダイコンの漬け物、岩魚の甘露煮、梅干し、味付け海苔、そして生玉子。ザッツオール。十分であります。

イメージ 3 ▲たっぷりの山菜の玉子とじ。アツアツでおいしい。

 朝食後、僕が部屋のふとんにごろりと横たわって牛のように休んでいる間、中国人はもう一回温泉に入りに行って、この宿と温泉が本棟に気に入った様子。今度は家族全員で訪れたいと何回も言っていたな。

 そして9時30分、無料送迎バス出発の時間がやってきて、名残惜しくも青荷温泉を離れなければなりません。まあいいや、また来よう(^^)。

 三組ほどの宿泊客を乗せた送迎バスは、くねくねの山道を、八甲田山の峰々や天気がよければ見えるという岩木山の方向などを眺めながら下り、20分ほどで虹の湖公園に到着。我々以外は虹の湖公園の駐車場に停めておいたマイカーに乗り換えるようですが、我々は10:00発の黒石営業所行き弘南バスに乗って移動します。

イメージ 4 ▲黒石営業所行きの弘南バスはマイクロバスのような小さな車両。

 10:32に黒石駅前に到着し、10:50発の弘南鉄道弘南線弘前行き普通列車22レに乗って弘前へ出ます。僕が青荷温泉を訪れるときは、黒石から弘南鉄道で弘前経由青森へ鉄道で行く場合と、黒石から青森行きの弘南バスに乗って直行する場合と、半々ぐらいですが、今回は青森行きのバスが10:20に出たばかりということで間に合わなかったので、鉄道を選択。もっとうまく接続できるようにしてくれると、青荷温泉はもっと来やすくなるんだけどなあ。

イメージ 6 ▲隣に大きなスーパー「コープあおもり」がくっついているので、駅舎の入口はちょっと窮屈そう。

イメージ 5 ▲20分発と50分発の規則正しいダイヤが記された改札上の時刻表。