毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

青い森鉄道西平内駅(2016年月イチ日本・10月編;その17)

イメージ 2 ▲改札の柵も何もなくただ通り抜けるだけになっている駅舎。

 2016年10月4日、ススキなびく。

 前日の雨は「十和田バラ焼き」の衝撃のおいしさで吹き飛んだのか、翌日は気持ちの良い秋晴れとなりました。風が吹くとひんやりするくらいです。

 この日は平内町に用事があったので、行きは下北交通のむつ行きバスで行ったのですが、帰りは相手方の車で青い森鉄道の西平内駅まで送っていただき、久しぶりに青い森鉄道に乗って青森へ戻りました。このときの様子はコチラの記事で速報しましたが、改めて詳報いたします。

イメージ 1 ▲跨線橋の感じが国鉄時代を思わせますな。

イメージ 3 ▲本数はそれなりにありますね。

 平内町の中心地はもう一つ先の小湊駅の方でして、西平内駅周辺は、夏泊半島西岸地区への入り口ではありますが、田んぼと山が広がる中に国道4号線沿いを中心に民家が並ぶ程度の、しーんと静まりかえった地域です。青森~浅虫間は、区間運行の列車もあるのでかなりの本数が走ってますが、浅虫から一歩出ると本数は減り、おおむね1時間に1本程度の運行になります。それでもJR時代よりは本数は増えたでしょうかね?

イメージ 4 ▲跨線橋から小湊方向を望む。稲刈りはまだのようですね……

イメージ 5 ▲1970年からずっと無人駅。もとから小さな駅だったんです。

 西平内駅は、北へ2kmほど上がったところに「傷痍軍人青森療養所」が開設されたことから、その最寄り駅として1939年(昭和14年)に開業したそうですから、当時はおそらくこの周辺は他には何もなかったでしょう。そういうこともあって、西平内駅は昔から小さな駅で、1970年には早くも無人化されました。中学生時代に、青森市内から野辺地方面へサイクリングに出かけたとき、西平内駅で休憩した思い出がありますね。

 やがて、「列車がきます」という録音アナウンスが流れ、小湊方から電車がやってきました。15:00発の八戸始発青森行きの577Mです。青森までは所要29分です。

イメージ 6 ▲小湊方から到着した青森行きの577M。