十和田バラ焼き(2016年月イチ日本・10月編;その16)
▲「十和田バラ焼き」完成図。
2016年10月3日、秘技・タワー焼き。
前日、大宮から東京都北区西ヶ原のいつもの床屋へ行って散髪をし、最終の新幹線で青森で帰省した僕は、この日は午後から十和田市へ向かいます。
この日の青森地方は、けっこう激しい雨が降り続く悪天候。青森駅前も秋雨に降り込められています。そんな雨を衝いて駅前バスのりばにやってきたのは、15:26発の十和田市行き十和田観光電鉄バス。十和田市内へ行く公共交通機関としては、このバスが乗り換えなしなのでいちばん便利でしょう。車内は空いていて、のんびりバス旅です。
▲秋雨に降り込められて青森駅。オソマツ!
▲新青森駅前始発十和田市行き十和田観光電鉄バス、到着。
青森駅前から十和田市内までは、みちのく有料道路を経由して1時間40分ほど。十和田市内も本降りの雨で、歩くのに難儀します。
しかし、雨もなんのその、仕事の打ち合わせのあと、相手方のみなさんが、十和田市名物「十和田バラ焼き」をごちそうしてくれることになりました!十和田市で本場の「十和田バラ焼き」をいただくのは初めてです!
「ご当地グルメでまちおこしの祭典 B-1グランプリ」は今や全国的に有名ですが、その常連である「十和田バラ焼きゼミナール」は、「十和田バラ焼き」をひっさげて毎回出展し、2014年の「第9回B-1グランプリin郡山」ではついにゴールドグランプリを受賞して殿堂入りしました。翌年の「第10回B-1グランプリin十和田」を主催して大成功を収めたことは記憶に新しいです。
▲タマネギを敷き詰めた中央にバラ肉タワーという状態からスタート。
▲タマネギが飴色になったところでおもむろにタワーを崩す。
この日は、「十和田バラ焼きゼミナール」のアンテナショップ「バラ焼き大衆食堂 司(つかさ)」にて、いよいよ本場の「十和田バラ焼き」が食べられます。
カセットコンロの上に正方形の鉄板が据えられ、それにはタレのかかったタマネギが敷き詰められ、中央にバラ肉タワーが屹立しています。肉に早く火が通るとかたくなってしまうため、火を通りにくくするためにタワー状に配置するのだそうです。
タマネギが飴色になったところでタワーをおもむろに崩し、バラ肉を絡めていきます。そして、肉に火が通り、タマネギとタレに混ざって渾然一体となったらば、できあがり!おお!見るからにおいしそう!!
▲あまりにもおいしいので、あっという間に完食目前。
これぞ本場の「十和田バラ焼き」!ということで、白いごはんとともにスーパーハイペースでがっつき、あっという間に完食!というギリギリのところで「ストップ!」がかかりました。いや止めないでくれ、このまま完食させてくれ!と言いたいところ、なんで止めんのよ?
それは、〆めにはうどんを投入するからでした。
市販されているちょっと太めのゆでうどんを投入し、鉄板上に残っていたバラ焼きと混ぜると、これまたいい色に変身して、バラ焼きうどんのできあがり。これもまたまいうーーー。「十和田バラ焼き」最高。ごちそうしてくれて、ありがとうございました!
▲〆めは「バラ焼きうどん」なのでありました。