毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

会津若松到着(2016年月イチ日本・10月編;その6)

イメージ 3 ▲鶴ヶ城(若松城)天守を模した会津若松駅の駅舎。すぐ前には「白虎隊士の像」。

 2016年10月1日、会津東山温泉。

 郡山からの3239Mは、1時間06分かけて、16:02に終点会津若松に到着しました。終点に到着する直前まで、車窓からは会津磐梯山を楽しむことができました。猪苗代町を走っていた頃には山頂付近にかかっていた雲もどこかへと去り、山麓は日が翳ってきたのとは対照的に、七合目あがりから上は日差しに照らされて、その美しい峰を明るくくっきりと見せています。

イメージ 1 ▲到着直前の車窓からは、山頂付近を日差しに照らされた会津磐梯山が。

 1番線に到着してホームに降りると、1番線ホームと2/3番線ホームは行き止まりの櫛形ホームなんですね。ちょっと函館駅っぽい感じでしょうか、跨線橋を渡ることなく、ホームからそのまま改札口へつながっています。

 到着した3239Mは、折り返し17:12発の郡山行き快速3240Mに変わるようで、先頭車両の行き先表示幕はもう「快速 郡山」に変わっていました。

イメージ 2 ▲次の1番線からの発車は、折り返しの郡山行き快速3240M。

 会津若松の駅舎は、お城の趨。会津若松と言えば鶴ヶ城(または若松城、会津若松城とも。)ですが、2001年に、鶴ヶ城が年に修復やら復元やらを行ったのに合わせて、鶴ヶ城風の駅舎に改装したとのこと。

 駅舎前に出てまず目に付くのは、「白虎隊士の像」。会津と言えば白虎隊。幼稚園のときの学芸会で白虎隊のおゆうぎを踊ったことを思い出すなあ……(しみじみ)。

 その少し先には、蒸気機関車の動輪も保存展示してありますね。説明プレートには、「この動輪は、C57形蒸気機関車に実際に使用されていたものです。スマートで華麗な姿をしていることから「貴婦人(きふじん)」の愛称で親しまれています。現在、新潟駅~会津若松駅間で運転されている「ばんえつ物語号」などの機関車として活躍しています」とあります。「ばんえつ物語」運行開始を記念して設置されたものだそうです。

イメージ 4 ▲新小岩機関区所属のC57-105号機から取り出された動輪らしいです。

 ちょうどこの「白虎隊士の像」とC57の動輪の間あたりの駐車帯に、この日のお宿の無料送迎バスが停車して、我々を待ってくれています。この日のお宿は、東山温泉「御宿東鳳」さん。お部屋の窓からは、暮れなずむ会津若松市内が一望できて、素敵な眺め。夕食も、バイキング形式ながら、どのお料理もとてもおいしく、郷土料理もたくさん。鰹節をかけた蕎麦を大根おろしを入れただし汁につけ、箸の代わりに長葱で食べるという「高遠そば」もいただきました。満足~。

イメージ 5 ▲お宿は会津東山温泉「御宿東鳳」さん。部屋からは会津若松市内が一望。