暑気にかすむ真夏の桜島(夏の旅、北へ南へ時々台風;その38)
▲真夏の暑気と噴煙でわずかにかすむ桜島をフェリーの上からのんびり堪能。
2016年8月19日、ばららちゃん。
錦江湾の穏やかな海面を、「フェリー第八おおすみ」は順調に航海を続けています。桜島の南に浮かぶ小さな沖小島がちょうど正面に来るあたりが、桜島をカメラに収めるベストポジションでしょうか。噴煙のせいか火山灰のせいか、単に真夏の霞のせいか、桜島の稜線はくっきりとはしていませんが、それでも十分に良い眺めです。
▲正面に沖小島、そしてその奥に桜島。
さあ、鹿児島の市街地が見えてきました。下船準備を促す船内放送が入り、僕もバスへと戻ります。
桜島航路や離島航路の船舶は、鹿児島駅に近い埠頭を発着しますが、垂水フェリーはそれよりもずっと南の、鴨池埠頭の発着です。近くに鹿児島県庁や鹿児島県警本部の建物や県立総合運動公園などがあり、県庁の18階は展望フロアになっていて、そこからの桜島の眺めがすばらしいことは2年ほどまえに体験済みです(そのときの記事はコチラ。)。
▲鹿児島市街地が見えてきて、そろそろ下船準備。
鴨池埠頭に到着し、車両搭載甲板の扉が開けば、バスに乗ったままで下船し、そのまま県庁前の通りへと出て行きます。繁華街に入ってもバスは順調に走り、鹿児島中央駅前には定刻よりも少し早めに到着。下車客もけっこういます。
バスの車体には「大隅半島直行バス」、そして「ばらのまち かのや・おおすみ」という文字が入り、面積8ha、株数50,000株を誇る「かのやばら園」のある鹿屋のオリジナルのバラ「プリンセスかのや」から生まれたバラの妖精「ばららちゃん」のイラストも描かれ、とても明るい雰囲気。乗り心地がよくてとても便利な交通手段の鹿屋鹿児島直通バス、観光客も十分楽しめるバスだと思いました。
▲鹿児島中央駅前に定刻より少し早めに到着した直通バス。
▲車体には「ばららちゃん」のイラストも。
▲駅前バスのりばから少し歩けば、すぐに鹿児島中央駅の入口。便利だわ~。