毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

スパカツ(夏の旅、北へ南へ時々台風;その17)

イメージ 3 ▲釧路に来たなら一度は食べたかった「スパカツ」がついに眼前に登場!

 2016年8月14日、やっと「スパカツ」。

 阿寒ネイチャーセンターをあとに、国道240号線まりも国道を一気に南下し、釧路空港へやってきました。摩周湖と並んで、霧で名高い釧路空港だけにちょっと心配していましたが、空港周辺に霧は出ておらず、運航に支障はなさそうです。

 釧路空港の愛称は「たんちょう釧路空港」。ターミナルビル前には、二羽のタンチョウヅルが鳴き声を上げる姿のモニュメントが飾られています。ターミナルビル前には、北の動物たちのモニュメントが4ヶ所あるそうで、タンチョウヅルはその一つ。他にはシマフクロウ、ヒグマ、エゾシカだそうです。

イメージ 1 ▲釧路空港ターミナルビル前の北の動物たちのモニュメントの一つ「タンチョウヅル」。

 先にチェックインを済ませて、それから遅めのランチにします。ターミナルビル3階にある「レストランたんちょう」で、最後の最後に、お目当てのものを食べるのです。

 それは、「スパカツ」。熱々の鉄板皿にスパゲティを盛り、その上にトンカツをのせ、ミートソースをたっぷりかけた料理で、釧路市民のローカルフード、ソウルフード、ご当地グルメ。誕生したのは1960年で、元祖の店は「レストラン泉屋 本店」。僕は、釧路に親戚がいるので、中学生の頃から何度も釧路へ来たことがあるのですが、なぜか一度も「スパカツ」を食べたことがない。今回こそ、そして、できれば「レストラン泉屋」で、と思っていましたが、寄れなかったので、釧路を離れる間際の釧路空港へともつれこんだわけです。

イメージ 4 ▲冷めないようにと熱した鉄板に乗って出てくるのがニクい。

イメージ 5 ▲トンカツはしっかり肉厚で、ミートソースを絡めて食べると、美味い。

 「スパカツ」は、ステーキは無理でもトンカツなら気軽に楽しめるだろうと、1960年当時大人気メニューだったミートソーススパゲティの上にトンカツを載せて出してみたの始まりだとか。これがヒットして釧路市民のソウルフードとして定着したわけですが、ハンバーグセットの付け合わせとかではないのにスパゲティが鉄板に載っているのも大きな特徴。アツアツの状態を長く維持できるようにという寒冷地ならではの心配りですね。

 そして、ミートソースをスパゲティによく絡め、カツとともにほおばると、うむ、オイシイ。ついに食べることができた「スパカツ」は、ボリューミーでおいしくて、これをいつでも食べられる釧路市民がうらやましくなりました!(^^) 相方が食べたとろろそばも、蕎麦どころ北海道だけに、ひんやりと夏らしく、とても美味しかったです。

イメージ 2 ▲とろろそばも美味しかったです!

 念願の「スパカツ」を食べたあとは、展望デッキでひと休み。スポットインしているのは、15:10発の羽田行きJAL542便。機材はレジJA-8399をつけたB767-300です。2016年4月4日の出雲発羽田行きJAL286便と4月30日の青森発羽田行きJAL146便、去年の4月だけで2回、この機材に乗ったことがありました。でも、今回はこれに乗るわけではありません。僕が乗る飛行機は、まだ釧路空港には来ていないようですねー。

イメージ 6 ▲釧路空港の展望デッキから見えるのは15:10発の羽田行きJAL542便。

イメージ 7 ▲昨年4月に2回乗ったことがある機材ですが、今回はこれに乗るわけではありません。