毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

癒やしのエコミュージアム(夏の旅、北へ南へ時々台風;その16)

イメージ 1 ▲自然を学ぶなら、「川湯エコミュージアムセンター」。

 2016年8月14日、あかん湖。

 「霧の摩周湖」を堪能したあとは、道道52号線の九十九折りの山道を下って川湯温泉方面へ抜け、このあたりの自然を学習するために、「川湯エコミュージアムセンター」へやってきました。

 森と芝生の広場に囲まれたウッディな建物は、それだけで自然がいっぱいという感じです。写真パネルや実物、模型などを上手に使った展示はどれもわかりやすく、手作り感もいっぱいで、子どもの自然学習にももってこい。「暖炉&くつろぎコーナー」もあり、無料の紅茶やコーヒーを飲みながら図鑑や書籍、絵本を読むことができて、森の中のカフェ気分も味わえます。

イメージ 2 ▲「アカエゾマツの森」、「ハイマツ帯」などエリアごとの展示が並びます。

イメージ 3 ▲「阿寒国立公園ジオラマ」。

 「川湯エコミュージアムセンター」からは、屈斜路湖にも行きたいところですが、時間の関係で立ち寄らず、先ほど休憩した「道の駅 摩周温泉」の方まで戻り、国道241号線阿寒横断道路を走って一気に阿寒湖へ抜けます。国道241号線の奥春別西部から国道240号線まりも国道へ出るまでは森林の中を走る急カーブの多い道路で、運転はたいへんですが、大自然を満喫することができます。

イメージ 4 ▲硫黄の噴煙を上げる硫黄山は川湯温泉入口のシンボル。

 そして阿寒湖に到達。なんと、中学3年生の時に来て以来です。2008年に公開されて大ヒットした中国映画「非誠勿擾(邦題「狙った恋の落とし方」)」のロケが阿寒湖で行われたこともあり、中国人の北海道旅行ブームに火が点き、阿寒湖は今頃どうなってるんだろうなあと思うことはありましたが、今回ようやく再訪がかないました。

イメージ 5 ▲中学3年生の時に来て以来の阿寒湖。摩周湖、屈斜路湖に比べると観光地だなあという印象。

イメージ 6 ▲霧の摩周湖ほどではないけれど、この日は残念ながら阿寒湖も曇り空。

 阿寒湖にも「阿寒湖畔エコミュージアムセンター 」があるというので、行ってみました。

 川湯のエコミュージアムセンターのようにウッディな造りではありませんが、広々とした敷地を持ったゆったりとした造りは、自然を学ぶにふさわしい環境を提供してくれるように感じます。

 そのような印象に違わず、館内の展示はとても豊富で、阿寒湖に棲息する魚たちを釣り上げるゲームがあったりして、子どもたちでも楽しく学習できる仕組みになっています。森、湖、火山に関する常時展示をしているアクティビティサロンは、マリモや阿寒湖の魚類の生態展示やクマの剥製などがあって、子どもたちははだしで走り周りながら阿寒地域の様々な自然に触れることができ、楽しい施設になっています。

イメージ 7 ▲阿寒湖畔エコミュージアムセンターにやってきました。

イメージ 8 ▲はだしで走り周りながら阿寒エリアの自然を学習できるとても良い施設だと思います。