毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

たまには青い翼で。(旅するニッポン、春たけなわ;その46)

イメージ 1 ▲瀋陽空港の朝、40番ゲートにいるのはいつも成田行きのNH926便。

 4月24日から5月31日まで、長い出張へ出ることになりました。行き先は日本。出張なのでもちろん平日は仕事をするわけですが、あまり仕事が立て込まない前半は、土休日は普通に休めたので、週末を使って青森に帰省したりちょっと遠出をしたりできました。なので、出張期間中のショートトリップも、春休みの旅レポの続きとして同じく「アクアライナー(2016春休み)」の書庫に入れてUPしていくことにします。

 まず初日の4月24日、朝。瀋陽空港へやってきました。出張の場合はフライトに選択の余地はなく、10:40発の全日空NH926便に乗らなければならないのが個人的にはたいへん残念。

イメージ 2 ▲隣のスポットにはソウル仁川行きKE832便、その向こうはフランクフルト行きLH785便。

 前夜到着のNH925便がナイトステイして翌朝NH926便として折り返しますが、入るスポットは40番ゲートと決まっているようで、その隣の39番ゲートは10:15発ソウル仁川行きのKE832便、そのまた隣の38番ゲートは13:05発のフランクフルト行きLH785便というのも固定されていて、この時間帯、瀋陽空港では珍しく、B767、B777、A340と大型機が3機並ぶ姿が見られます。

イメージ 3 ▲お隣のソウル行きKE832便に7月に乗ることになるとはこの時は夢にも思ってなかったぜ。

 この日のNH926便は、レジJA-622AをつけたB767-300ER。10:14に搭乗して29番A席に座ろうとしていたら、着席する前にもうドアクローズ。早やっ!

 隣の29番C席は空いたままで、七割ぐらいの搭乗率になったでしょうか。10:24にはもうプッシュバックが始まり、10:44にRWY24から南へ向かって離陸すると、すぐにレフトターンで進行方向を変えます。ターンで機体が左に傾くと、瀋陽市郊外の広大な畑が眼下に広がります。まだ4月下旬なので、まだ土色が広がるばかりですが、畑のほとんどはトウモロコシ畑。夏には青々としたトウモロコシの葉が豊かに連なるようになります。

イメージ 4 ▲瀋陽桃仙空港のターミナルビルを左に見ながらRWY24からテイクオフ。

イメージ 5 ▲眼下に広がるのは広大なトウモロコシ畑。

 進行方向を変えて北東方向へ少し飛ぶと、眼下には撫順の露天掘り炭鉱が見えてきます。日露戦争後に経営権をロシアから手に入れた満鉄が経営していたことで知られていますね。

 更にその先の眼下に見えてくるのは、撫順市の東郊に広がるダム「大伙房水庫」。ここから流れ出る川が「渾河」で、撫順市の中心部を東から西に突っ切って流れ、瀋陽市の市街地の南辺をも東から西へと流れています。

イメージ 6 ▲戦前は満鉄の経営で栄えていた撫順の露天掘り炭鉱。

イメージ 7 ▲撫順市東郊の「大伙房水庫」。

 さて、日本時間ではもうお昼を過ぎたので、そろそろランチタイム。瀋陽から搭載しなければならないからか、エコノミークラスの機内食に選択肢はなく、一種類のみ。ホットミールはチキンカレーで、それに這うサラダ、干しダイコンのおひたし、お蕎麦、そしてデザートにショートケーキ。ドリンクは日本のものを積んであるので、プレミアム・モルツをお願いすると、おつまみミックスもついてきました。

イメージ 8 ▲ランチの機内食はメインがチキンカレーでした。