毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

残雪の津軽富士(旅するニッポン、春たけなわ;その30)

イメージ 2 ▲まだまだ山スキーのシーズン真っ最中の岩木山を遠望しながら青森空港へ。

 2016年4月5日、陸奥湾上空遊覧飛行。

 出羽富士が機窓から去ると、今度は津軽富士が見えてきました。津軽富士・岩木山は青森県最高峰とは言え、標高は1,625mでそれほど高くはないのですが、津軽平野の中に一峰だけそびえているので、実際の高さよりも高く、大きいように見えます。こちらから見て手前、岩木山の東麓には弘前市の市街地が広がっていて、弘前城天守のある弘前公園や、JRと弘南鉄道が集まる弘前駅周辺の繁華街もよく見えています。

イメージ 1 ▲残雪を頂く津軽富士・岩木山、その向こうには日本海の海岸線も見えています。

イメージ 3 ▲岩木山の手前には弘前市街地が広がっているのがきれいに見えました。

 そのあとJAL141便は青森空港のRWY延長線上に乗り、南西からアプローチしていきますが、真下に滑走路を見ながら北東へと抜けます。窓のほぼ真下にRWY06エンドのオレンジ色の文字が見えます。

 これは通常の青森空港RWY24へのアプローチで、青森空港上空を6,000フィート以上で通過し、左に青森市西部を見ながら陸奥湾へ抜けます。JR奥羽本線と東北新幹線が交わる新青森駅周辺がはっきりと手に取るように見えます。

イメージ 4 ▲青森空港上空を6,000フィート以上で通過。滑走路がよく見えます。

イメージ 5 ▲JR奥羽本線と東北北海道新幹線が交わる新青森駅周辺。

イメージ 6 ▲新青森駅の駅舎がくっきり。

 陸奥湾上空に出ると、津軽半島の海岸線がキレイに見えます。内陸部、平野と丘陵部の境目に沿って細く続いているのは、この日からほんの10日ほど前に開業した北海道新幹線の高架ですね。

 青森空港から13マイルまで離れたところで右へ大きく旋回し、夏泊半島の複雑な海岸線を左に眺めながら方向転換し、再び青森空港へ向かっていきます。この時点で高度は3,300フィートまで下がっているはずです。

イメージ 7 ▲津軽半島の海岸線がキレイにのびる。内陸部に北海道新幹線の高架が見えますね。

イメージ 8 ▲夏泊半島もくっきり。ずっと向こうに見えているのは下北半島の釜臥山か。

 あとはまっすぐ青森空港RWY24へ下りていくだけ。左の機窓からは、八甲田連峰が美しく広がっているのがよく見えます。青森市から十和田湖へ抜ける北ルート「八甲田・十和田ゴールドライン」は4月1日に開通したばかりで、道の両側の雪の壁が楽しめるはず。八甲田山中ではまだまだ春スキーが楽しめます。

 そして09:07に、RWY24にランディング。スポットインしたターミナルビルからも、春の八甲田連峰がくっきりと見えます。いい時に帰ってきました(^^)。

イメージ 9 ▲まだまだたっぷり雪の残る八甲田連峰を見ながらファイナルアプローチ。

イメージ 10 ▲空港からも雪の八甲田連峰がよく見えます。