毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

So Woody! 安来駅(旅するニッポン、春たけなわ;その22)

イメージ 6 ▲安来節で有名な安来市の安来駅。

 2016年4月4日、石見神楽電車。

 それにしても足立美術館の人気はすごい。入館料は2,300円で決して安くはないのに、この集客力はたいしたもの。僕も、大観の作品など所蔵美術品をじっくり見て回りたいですが、今回は時間の都合で庭園を駆け足で見るだけになってしまい、残念です。次に来たときは半日以上かけてゆっくり参観したいです。

 それで、12:20発のシャトルバスに乗ろうと思ったのですが、のりばには長蛇の列。12:20には安来駅行きと米子駅行きのシャトルバスが同時に出るのですが、安来駅行きのほうは僕までが乗れ、僕より後ろに並んでいた人たちは米子行きに乗るか1時間後の次の便に乗るかになってしまい、気の毒でした。僕もちょっと並ぶのが遅れていたらあぶれるところだった。

イメージ 1 ▲安来節で有名な島根県最東端の街・安来市の中心駅、安来駅。島根県最東端の駅でもある。

 満員の来館者を乗せてシャトルバスは田園の中を走り、12:40頃に安来駅前に到着。そこへさっそくやってきたのは、12:44発の益田始発米子行き3452D快速「アクアライナー」。しかしこのラッピングはちょっと目を見張ります。というか、怖い。鬼の面をつけた舞っている。

 これは、石見地方の伝統芸能「石見神楽」のラッピングを施した「Iwami Kagura Train」で、キハ126-2+キハ126-1002の2両編成で、2012年の山陰デスティネーションキャンペーンのPRで誕生した車両です。いや、しかし、コワい。

イメージ 3 ▲安来駅に到着した米子行き3452D快速「アクアライナー」。

イメージ 4 ▲「Iwami Kagura Train」の文字と鬼の面のド迫力ラッピング。

イメージ 5 ▲走り去る快速「アクアライナー」。ああ怖かった。

 ところで、安来駅の駅舎、立派ですねえ。駅舎の中に安来観光交流プラザ「アラエッサ♪YASUGI」が併設されていて、観光案内や特産品の販売などの観光情報発信と、行政サービスコーナーやギャラリーなど市民交流の機能がこの駅舎内でみんなできるようになっています。

 そして驚くのが、高い屋根に張り巡らされた柱と梁の数々。伝統的な木造軸組工法を採用し、柱は杉材、貼りの多くは松材、土台は檜材で、杉と檜の多くは安来の山で伐採されたもの。木材をふんだんに使ったやわらかい印象の駅舎に思わずほっとしますね。

イメージ 2 ▲地元の木材を多用して組まれた安来駅の駅舎内。いいですね(^^)。