毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

桜満開!松江城山公園。(旅するニッポン、春たけなわ;その7)

イメージ 5 ▲明治天皇行幸の際の御宿所として1903年に建てられた「興雲閣」も桜に囲まれて。

 2016年4月3日、咲き誇り咲き誇る。

 翌日は、青空の広がる汗ばむ陽気の晴天となり、絶好のお花見日和!

 松江しんじ湖温泉街から一畑電車の松江しんじ湖温泉駅の前を過ぎて北へまっすぐ歩き、島根県庁の敷地を抜けて、お濠を渡り、松江城山公園へ入ります。大勢の家族連れなど花見客がどんどん押し寄せているという感じ。

 あらあらあらあら、本当に桜は満開ですよ。実に良いタイミングで松江に来ることができました。日本人はやっぱり日本の満開の桜を見ると、ほっとするね!

イメージ 2 ▲県庁側から上ってきた側にある二の丸の「南櫓」。幕末には「御召蔵」とも。

イメージ 3 ▲低く這うように枝を張った桜の満開の花が「南櫓」を隠すほどに。

イメージ 7 ▲満開の桜をカメラに収めたり、桜と一緒にカメラに収まったり、思い思いに。

イメージ 6 ▲まさについさっき満開になったばかりという感じ。

 県庁の方から上がってくると、まず二の丸に入ります。二の丸は、藩主が居住し政務を行うための御殿があった所で、復元された太鼓櫓、中櫓、南櫓など五つ櫓もあったそうです。

 二の丸址の西側を見上げると、洋館が一つ。この場所は、藩政時代には御書院や御風呂屋などがあった二の丸の上の段ですが、この薄い青磁色の洋館は「興雲閣」といい、松江市が松江市工芸品陳列所の名目で明治天皇行幸の際の御宿所として1903年(明治36年)に建てた建物。1973年(昭和48年)からは「松江郷土館」として使われましたが、「松江歴史館」の開館に伴って2011年に閉館。改修工事を経て、2015年10月から一般開放されています。中にはカフェもあるとか。

イメージ 1 ▲日露戦争勃発で、当初の建設目的だった明治天皇の行幸は実現しなかったそうな。

 二の丸下の段は、現在は、当時の遺構を復元しつつ、全体としては芝生の広がる平面となっていて、桜の木の下にシートを敷いて、早くも花見に興じているグループもちらほら。

 二の丸下の段をまっすぐ北へ歩くと、石垣の上に天守が見えてきます。あれが2015年7月に国宝に指定されたばかりの松江城天守。本丸一ノ門から中へ入ってみましょう。

イメージ 4 ▲二の丸の奥に天守が見えます。

イメージ 8 ▲天守と桜を絡めて、春ならではのワンショット。