毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

初夢は一富士二富士、三に富士。(2016年の年越しは青森で;その16)

イメージ 5 ▲機窓から見える富士山は、まるで初夢ごこち。

 2016年1月3日、これぞお正月。

 羽田空港RWY34Rを離陸した北京行きJL021便は、左に東京ベイブリッジ、東京スカイツリー、東京ディズニーランドなどを眺めながら高度を上げ、やがて左旋回し、針路を西に向けて、東京都心の北側を西から東へ横切っていきます。その左旋回の途中、左に傾いた機内からは、手前に都心の高層ビル群、そのずーっと向こうに雪を頂く富士山が見えるのでした。そのあとには、東京都心が真下にはっきりと見えてきます。皇居も新宿副都心もまさに手に取るようです。

イメージ 1 ▲手前に都心の高層ビル群、向こうに富士山。

イメージ 2 ▲皇居。一般参賀はもう終わったんだったっけな?

イメージ 3 ▲そして新宿副都心。しかし僕はもう何年も新宿へ出たことがない。用がないもん。

 更にその数分後、いよいよ富士山が近づいてきました。俗に初夢は「一富士、二鷹、三なすび」などと申しますが、これだけ素晴らしい富士山が見られるのなら、「一富士、二富士、三に富士」でよろしい。正月三日に空から見下ろすこの富士山を、今年の初夢ということにしようじゃありませんか。

 それでは、東から西へと飛ぶ機内から見えた、刻々と姿を変える富士山の姿を、今しばらくお楽しみくださいませ~ヽ(^。^)丿。

イメージ 4 ▲見えてきました富士山が。裾野の左は山中湖、右に見えるは河口湖。

イメージ 6 ▲純白の美しすぎる山肌。今も登山してる人はいるのだろうか。

イメージ 7 ▲富士山の向こう側には海岸線。右奥は三保の松原、左奥は伊豆半島か。

イメージ 8 ▲手前にどーんと河口湖。

 富士の絶景はしばらくの間、続きましたが、やがて霞のような薄雲がたなびき始め、富士山はその霞にまとわりつかれて、ゆっくりとぼんやりとしてきました。まさに夢の如し。その姿を霞の中へ隠すように後方へ去って行く富士山の姿もまたいとをかし。僕が窓にへばりつくようにして写真を撮っているので、客室乗務員さんが「良い写真は撮れましたか?今日は本当に素敵な富士山が見えていますよね」と話しかけてくださいました。いやあ、今年は日本で良い正月を過ごすことができて、よかったよかった。

イメージ 9 ▲天空の城というか、天空の富士というか。霞の中に浮かぶ富士山。

イメージ 10 ▲霞とともに後方へ去っていく富士山。左奥に輝いているのは芦ノ湖か。