毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

香港→瀋陽、転勤その日。

イメージ 3 ▲日系航空会社で晴れがましく転勤したいのだが……_| ̄|○。

 2015年11月25日、香港生活丸3年まであと10日を残して香港を去らねばならなくなりました。香港には少なくとも5年はいようと勝手に決めてましたが、無念です。次の行き先は、2006年3月から2009年7月まで住んでいた、中国の瀋陽。またかよ。

 引っ越しの荷物出しやらアパートの引き払いやらで出発当日も汗だくになってどたばたとし、けっこうぎりぎりで香港空港へやってきました。

イメージ 1 ▲香港発瀋陽行き中国南方航空CZ636便は510番ゲートからの出発。

 香港~瀋陽間には中国南方航空が週4便直行便を飛ばしているので、それに乗って行くしかありません。20:00発のCZ636便です。出発は、専用バスで行くノースサテライトの510番ゲートから。瀋陽からのCZ635便が到着して、これが折り返しでCZ636便になります。

イメージ 2 ▲瀋陽から到着したCZ635便。

 香港を完全に引き払うということで、引っ越し業者に運んでもらう荷物は多いですが、それは船便なので届くのに2ヶ月くらいかかります。なので、瀋陽到着直後から使う当面の衣類や日用品は持って行かねばならず、それもまたかなりの量なので、今回は正式な転勤でもあるし、ビジネスクラスを確保しておきました。別に中国南方航空の国内線仕様のA320のビジネスクラスになんか好んで乗りたくはないですが。

 19:40に搭乗し、1番A席に着席。8席あるビジネスクラスで埋まったのは1A、2B、2Kの3席のみ。19:51にドアクローズとなりましたが、出発機が混雑していて離陸まで時間がかかる見込み。客室乗務員さんがこの時間を利用してドリンクと機内食のチョイスを聞きに来ました。機内食はチキン、エビ、ビーフの3種類があると言うので、僕はビーフをチョイス。

 結局、4便ぐらい待っただけでこちらの番になり、20:34にRWY07Rから離陸。眼下には九龍サイドの夜景が一面に広がります。これが香港の夜景の見納めか。涙が出るぜ。

イメージ 4 ▲手前は青衣島。水路をはさんで向こうが九龍。

イメージ 5 ▲城門河をはさんで新界沙田地区の夜景が広がります。

 飛行が安定するとシートベルトサインが消え、機内サービスが始まりました。ドリンクとともに手渡されたのは、iPadのようなタブレット端末とヘッドホン。シートテレビが装備されていないため、映画や音楽はこれで楽しめということのようです。代替案としてはいいアイディアですね。ただ、食事がテーブルの上に運ばれてしまうと、タブレット端末を置く場所がないというのが難点。別に見たい映画とかがあるわけじゃないので、僕は最初から使いませんでしたが。

イメージ 6 ▲ドリンクとともにタブレット端末が配布されました。

イメージ 7 ▲ドリンクは、北京の「燕京ビール」。ぬるいけど。

 ドリンクにビールをお願いしていたら、出てきたのは北京の「燕京ビール」。瀋陽の地ビール「雪花ビール」を出してほしいところですけどね。おつまみはナッツ類で、これはおかわり自由。

 食事は、ホットミールにビーフステーキ。ニョッキ、ズッキーニ、プチトマトが添えられ、デミグラスソースみたいなのがたっぷりかかっています。冷菜はハム類と野菜、スープはブロッコリーのポタージュでしょうか。パンもたっぷりあります。

イメージ 8 ▲ホットミールはビーフ、チキン、エビの三種からのチョイス。

イメージ 9 ▲なかなかボリューミー。パンはおかわり自由。

 デザートは、フルーツ、ベリーソースがかかったアイスチーズケーキみたいなの、そしてトンプローネチョコ。他に誰も飲んでいないようだけど、赤ワインも開栓してもらいましょう。味はともかく、けっこうおなかはいっぱいになりました。

 タブレット端末を見る気にはならないし、香港から東京へ飛ぶの同じぐらい時間がかかる瀋陽への夜のフライトは、なんだかタイクツ。本を読んだりぼんやりしたりして時間を過ごし、23時を過ぎて、そろそろファイナルアプローチです。

 この日、香港は最高気温が28℃まで上がり夏の陽気でしたが、機内アナウンスによれば瀋陽の気温はマイナス18℃とのこと。ひえーーー、ダウンジャケットとか、荷物に入れたままだよーー。

 そして24:08、瀋陽桃仙空港RWY06に着陸し、24:16に37番ゲートにスポットイン。雪が積もっているわけではないので、窓から見ただけでは寒さは全然伝わってきませんが、降りたくないよー。香港に戻りたいー。ホンコーン!

イメージ 10 ▲なんとなくおいしそうに見えなくもないデザート。