毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

揚子江ラーメン(紅葉まだき初秋のニッポン旅;その23)

イメージ 1 ▲大阪で食べた「揚子江ラーメン」は、なんとなくいつもの「蘭州牛肉麺」に似てるかも。

 2015年9月24日、痛恨の休店。

 「ひかり475号」を新大阪で降り、同僚たちと合流して、さあ飲み会だ。

 行き先は、いつもの梅田東通り商店街の中にあるいきつけの焼き鳥店「まる八とり友」。ここは奈良大和肉鶏を使ったとりわさ、滋賀で養殖しているダチョウの肉を使ったユッケなど、生もの系が得意で、お酒の品揃えも抜群のステキなお店なんです。

 しかし!この日はなぜか痛恨の休店日。これはがっかり。しかたなく、すぐ近くにある「まる八とり友」の本家とも言える「とり友」の方へ移動し、こちらで串焼きをメインにやりまして、いつもよりは早めの終了。
 
 そこで思い出したのが、「まる八とり友」の隣に「揚子江ラーメン」というおいしいラーメン屋があるという情報。OK、じゃあシメはそこにしよう。

イメージ 3 ▲大阪梅田東通り商店街にある「揚子江ラーメン 名門」。

 あったあった、ありました。大阪に「揚子江ラーメン」は何店舗かあるらしいですが、東通商店街にあるのは「名門」というお店。なかなかスゴイ店名だ。

 ワンタンメンなども有名なようですが、初めてのこの日はやはり看板であるところの「揚子江ラーメン」を食べるべきでしょう。

 瓶ビールを飲みながら待っていると、ほどなく配膳。おおっ!これは!……まず驚くのは、澄み切ってあまりにも透明なスープ。これはいったい??

 そして麺。ぱっと見た感じは、中国瀋陽の「抻麺」や蘭州の「牛肉拉麺」のように、手打ちで伸ばしたような色白の麺。ちょっと細めで、蘭州牛肉拉麺式に言えば最も細い「毛細」レベル。これにチャーシューと刻みネギと、おそらく香菜(コリアンダー)がわりのホウレンソウの切れ端が載って、極めてシンプル。広口で浅めのどんぶりなので、それほど量は多くない感じ。

 しかしこれはウマイわ。老舗の名店というだけはある。この麺は、通常日本にいる人ならばけっこう新鮮な印象でしょう。僕は中国や香港でこの手の麺には慣れ親しんでいるけれど、それでもおいしいと思う。やはり特筆すべきはこのスープ。塩味は塩味なんですが、なんなんでしょう、鶏ダシなのかな、あっさりしているんだけれどもしっかりとした風味で、気がつけば完飲しているという感じ。次回も再訪間違いなしの「揚子江ラーメン」初体験でありました。うまっ。

イメージ 2 ▲この澄み切った麺は確かにウマイ!