毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

福岡空港へ。(紅葉まだき初秋のニッポン旅;その17)

イメージ 9 ▲福岡空港に到着したJAC3550便。

 2015年9月23日、猫の多い島。

 出雲空港を離陸した福岡行きJAC3550便は、巡航高度16,000フィートで南南西方向へ中国地方を横切っていきます。しばらく雲の多い山間部上空を飛んだあと、再び雲が切れて海が見えてくると、そこは広島市上空あたり。広島港(宇品港)の西側、元安川、本川、天満川、太田川放水路が瀬戸内海に流れ込む沿岸部が眼下に間近に見えています。右側の機窓からなら、もしかすると宮島が見えているかもしれません。

イメージ 1 ▲広島市上空にさしかかり、瀬戸内海が見えてきました。

イメージ 2 ▲広島市上空。いちばん奥に宇品港。縦に突っ切っているのは広島高速3号線。

 更に数分飛ぶと、ほぼ真下に滑走路が見えてきました。これは在日米軍海兵隊の岩国飛行場。沖合に新滑走路が完成して、2012年からは軍民共用がスタートし、「岩国錦帯橋空港」としてANAが羽田~岩国線を飛ぶようになりました。JR岩国駅から非常に近いので、広島県西部、山口県東部の住民からはかなり重宝されているらしいです。

イメージ 3 ▲ほぼ真下に見えてきたのは岩国飛行場。滑走路はRWY02/20。富山空港と同じね。

 やがて降下が始まり、最終の着陸態勢に。瀬戸内海の島々がますますはっきりと見えるようになってきます。玄界灘上空に出て左旋回し、福岡空港RWY16の延長線上に入って降下していくと、海の中道を跨ぐ手前で、はっきり見える島があります。これは「相島」。人口約500人に対して猫約100匹が住んでいて、「猫の多い島」として知られているらしいです。

イメージ 4 ▲「猫が多い島」として知られる玄界灘に浮かぶ「相島」。

イメージ 5 ▲相島を過ぎると、車輪が出ました!

イメージ 6 ▲海の中道を跨ぎます。

 相島を過ぎると車輪が出て、海の中道を跨ぎ、九大、箱崎駅の上空をかすめて、12:50、RWY16に着陸。プロペラ機なのですぐに減速して左へ滑走路を離脱し、12:53にオープンスポットにスポットイン。降機して、徒歩でターミナルへ向かいます。ターミナルに入ると、ボーディングブリッジが並ぶ通路の端で、乗り継ぎの案内をするので少し待っているようにと地上係員が指示してくれました。出雲からのJAC3550便から乗り継ぎをする乗客は僕だけのようですね。

イメージ 7 ▲まっすぐのびる鉄路は山陽新幹線。V字形に交わっているのはJR篠栗線。

イメージ 8 ▲福岡空港オープンスポットの到着。フジドリームエアラインズの1号機が来てますね。