毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

宍道湖遊覧飛行みたい。(紅葉まだき初秋のニッポン旅;その16)

イメージ 10 ▲出雲発福岡行きJAC3550便に徒歩で搭乗中。

 2015年9月23日、ぐるりと宍道湖。

 11:35発の福岡行きJAC3550便へは、オープンスポットに駐機している飛行機に徒歩での搭乗。振り返ると出雲縁結ぶ空港のターミナルビルが一望できます。ターミナルビルやこれから乗る飛行機を眺めながらゆっくり搭乗できるのが、オープンスポット駐機中の飛行機への徒歩での搭乗の楽しさです。

 機内に足を踏み入れてみれば、さっきゲート前で搭乗を待っている人は少ないと感じたのに、機内は約9割が埋まった感じ。SAAB340Bは36人乗りなので、待合室ではぱらぱらとしか見えなくても、乗ってみればいっぱいということなんでしょうね。

イメージ 1 ▲搭乗前に振り返れば、出雲縁結ぶ空港のターミナルビル。

 SAAB340Bのシートは、1×2列の通路を挟んだ3人掛けが11列と、最後尾の12列目は通路を挟まずに3人並びのシートがあって、合わせて36席。僕は1人掛シートの最後列にあたる11番A席に着席。シートポケットにはJACの団扇も完備。真夏の出発前に地上からの給電を切り、プロペラを回して自前で給電できるようになるまでの間、空調が切れて機内が蒸し風呂状態になるときに威力を発揮するのでしょう。もちろん、この日は暑くはなかったので、団扇の出番はありませんでした。

イメージ 2 ▲機内は1×2列の3人掛け。

イメージ 3 ▲シートポケットには団扇も完備。

 着席すると、客室乗務員さんが「松山までご一緒させていただきます。よろしくお願いいたします。」と挨拶に来られました。おお、そうですか!僕は福岡到着後、松山行きのJAC3599便に乗り継ぐのですが、出雲発福岡行きのこの便がそのまま松山行きに変身するのですね!こんなふうに挨拶されると、なんだかうれしいですね(^^)。

 11:30にドア・クローズになると、右プロペラが回転し始め、続いて左プロペラも起動し、11:33にタキシング開始。出雲空港の滑走路も富山空港と同様、誘導路がないので、滑走路をタキシングしていき、滑走路の端でぐるりと方向転換するタイプです。

 出雲空港の滑走路はRWY07/25で、香港チェクラプコク空港の滑走路の向きと同じ。福岡行きJAC3550便は、11:37にRWY07から宍道湖へ向けて、エンジン音をふかして離陸しました。

イメージ 4 ▲RWY07から、ターミナルビルを左に見ながら滑走していきます。

イメージ 5 ▲離陸すると、すぐに宍道湖が視界に飛び込んできます。

イメージ 6 ▲視界に広がる宍道湖の湖面。

 機体が浮き上がると、左手にはすぐに宍道湖が広がります。高度を上げながらすぐに左旋回して針路を北に向け、日本海を目指しますが、海岸線と日本海が見えたところでまた左旋回して宍道湖上空へ戻ってきます。そして、出雲空港を北から南へ横切ったあたりで右旋回して針路を西へ変え、福岡へ向かうという航路のようです。

 薄雲がかかってはいるものの青空が広がり、日本海は真っ青に広がり、宍道湖の湖面も静かに広がっていて、なかなかの絶景。機長の機内アナウンスがあり、巡航高度16,000フィートで飛んで行くとのこと。飛行高度の低いプロペラ機ならではの機窓の風景が楽しめそうです。

イメージ 7 ▲離陸後いったん北へ向かって、日本海が見えるところまで飛んで行きます。

イメージ 8 ▲それからまた左旋回。宍道湖の北側から宍道湖のほぼ全景が見渡せてきれいです。

イメージ 9 ▲奥は松江市周辺、その向こうの中海は霞んでいて見えないかな。