下り「サンライズ出雲」初乗車(紅葉まだき初秋のニッポン旅;その12)
▲ニッポン最後の定期寝台特急が出発する東京駅9番線ホーム。
2015年9月22日、「シングル」で行く。
函館から羽田に到着したあとは、東京駅近くの店で友人と飲み会。そしてそのまま、東京駅22:00発の5031M寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」に乗ってしまいます!これまで、「サンライズ瀬戸」の上下と「サンライズ出雲」の上りは乗ったことがありましたが、「サンライズ出雲」の下りはまだだったので、今回乗ってみようというわけです。飲み会ですっかり酔っ払ってしまいましたが、東京駅を発着する最後の寝台特急が出る9番線ホームへと上がります。
▲ぴかぴかしていて新車みたい。まだまだ走り続けられますよ!
▲夜行列車が次々に発車していた東京駅9/10番線ホームを発つ列車は今やこの一本だけ。
下りは、14両編成のうち先頭1号車から7号車までが「サンライズ瀬戸」、8号車から14号車までが「サンライズ出雲」です。7号車と8号車の連結部分は、非貫通のクハネが向かい合う姿はいつ見ても不格好……というか、不自然な感じ(笑)。
「サンライズ瀬戸」は、東京発金曜日・土曜日を中心に、行き先を高松から琴平に変えて延長運転を行っていて、この日も琴平行きだったので、行き先表示幕に「高松・琴平」と表示されているのを見るのは今回が初めて。僕としてはいっそのこと松山まで延長してくれるとうれしいのですが。
▲「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」の分かれ目がココ。
▲こんぴらさんへの参拝客需要で終点が琴平までのびることがある「サンライズ瀬戸」。
▲「サンライズ出雲」の方は、出雲市までの953.6kmを坦々と走ります。
僕はほんとは「シングルデラックス」に乗りたかったのですが、満室で取れず、今回は「シングル」でガマン。13号車の2階部分の23番個室をひと夜の宿にします。寝台特急「あけぼの」のソロほどではないけれど、やはり狭い。発車後しばらくは、乗車前に調達するつまみと車窓を過ぎゆく街の灯りを肴に酒を飲むのが夜行列車の醍醐味の一つだというのに、この狭さでは、その醍醐味を心ゆくまで楽しむにはちと苦しい。
しかし、今回は、乗車前にしこたま飲んでしまったし、ぎりぎりまで飲んでいたせいで、車内に持ち込むつまみや飲み物を調達できないまま乗ってしまったので、ま、ちょうどよい。今回は「シングル」の個室でぐっすり爆睡することにいたしましょう!
▲13号車2階の通路。満員ですが、個室なので人の気配はなく、とても静か。
▲酔っ払ってから乗車しましたので、あとはここで寝るだけだ。(横浜駅停車中。)