毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

南北ベトナム統一40周年(ハノイふたたび;その6)

イメージ 2 ▲旧市街の路上で商いをするライム売りのおばちゃん。

 2015年4月25日、バインミー食べたい。

 思いもかけず、ハノイで大人気のアイスクリームを食べることができたあとは、また市内散策を続けます。

 ハノイの中心にある観光スポット「Hồ Hoàn Kiếm(ホアンキエム湖)」の東岸に沿って「Phố Đinh Tiên Hoàng(丁先皇通り)」を北へまっすぐ歩くと、湖岸の緑地帯でアオザイを着て写真撮影をしているベトナムの女の子たちが多く目に付きます。

 目に付くと言えば、街頭の電柱などそこここに赤い幟旗が取り付けられているのが目に入ってきます。ベトナム語はわからんので何と書いてあるか詳しくはわかりませんが、40という数字が大きく描かれているので、ベトナム戦争終結、南北統一40周年を記念するものに間違いありません。北ベトナムが南ベトナムの首都サイゴンに進攻し全土を掌握したいわゆる「サイゴン解放」は1975年4月30日。それから40年の記念日は、5日後です。

イメージ 1 ▲南北ベトナム統一40周年を祝う街頭の幟旗。

 ホアンキエム湖の北端から更に北へ上がっていくと、狭くてこちゃこちゃとした小路が入り組む旧市街へと入っていきます。欧米人観光客が特に好きなエリアですね。小さな食堂から食料品、雑貨、衣類、ありとあらゆるお店が果てしなく軒を連ねる旧市街に迷い込むと、時間が経つのを忘れます。旧市街を北へ、ロンビエン駅やロンビエン橋に近い方まで行くと、前回も立ち寄った、1889年にフランスがオープンさせた巨大市場「Chợ Đồng Xuân(ドンスアン市場)」があります。

イメージ 4 ▲狭い道の両側を更にバイクが塞ぐ旧市街の一角。

 旧市街には無数の食べ物屋さんがありますが、中でもパン屋さんが多いように見受けます。僕も前回今回とベトナムでいろいろおいしいものを食べましたが、まだありつけていないものが一つ。それは「bánh mỳ(バインミー)」。バゲットにいろいろな具材をはさんだサンドイッチ。外観は、「SUBWAY」の12インチのやつをイメージするとわかりやすいかも。さすがフランスの影響を受けただけあって、バインミーは街の至る所で売っていますが、旧市街で見つけたパン屋さんも「Bánh Mỳ Pháp(フランスパン)」という看板を掲げ、いろいろな種類を売っています。早く食べたいなあ、バインミー。

イメージ 3 ▲「Bánh Mỳ Pháp(フランスパン)」と大きく書いた看板の、旧市街のパン屋さん。