毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

ハノイのアイスクリーム(ハノイふたたび;その5)

イメージ 5 ▲ハノイ市民にスーパー大人気の「Kem Tràng Tiền」のコーンアイス。

 2015年4月25日、絶対に駐車場だから!

 腰掛けの異様に低い歩道の上のカフェでベトナムコーヒーを楽しんだら、市内を散歩します。目の前の「Phố Nguyễn Du(グェン・ズー通り)」を更に東へ東へと歩き、更に「Phố Huế(フエ通り)」、「Phố Hàng Bài(ハンバイ通り)」と北へと上がっていきますと、「Phố Hai Bà Trưng(徴姉妹通り)」を渡った先の右側に、新しくて大きな建物が現れます。これは2013年にグランドオープンした大型ショッピングプラザ「Tràng Tiền Plaza(チャンティエン・プラザ)」。その角を「Phố Tràng Tiền(チャンティエン通り)」へ折れて、その通りをずんずん行くと、案内してくれている友人のハンさんが、「アイスクリーム食べましょう」と言う。え?でも、アイスクリーム屋なんて見当たりませんけど?

イメージ 1 ▲続々とバイクやスクーターが出入りしているんですが。

 ハンさんが歩いて行く先は、バイクやスクーターがひっきりなしに出入りしていて、中に入ってみると薄暗く、そのバイクやスクーターがずらりと停められています。あっ、わかった!ここはきっと、ショッピングセンターか何かの1階の駐車場で、ここから上階へ上がって行くと、アイスクリーム屋さんとかショップが入ったフロアへ出るのね!!

イメージ 7 ▲バイクやスクーターがずらりと停められて、ここはやはり駐車場?

イメージ 9 ▲しかし、駐車場にしては妙に人が多い。いったい彼らは何をしているのか?

 しかしハンさんは、フロアいっぱいにバイクやスクーターが停められたこの薄暗くだだっ広いところから先へ進む気配がありません。進まないだけでなく、「ハイ、ここがアイスクリーム屋さんです」などと言う。いったいこの駐車場のどこがアイスクリーム屋??……と驚いて周りを見回すと、なんと!フードコートのように、壁に沿ってカウンターが3ヶ所ほどあり、全部がアイスクリームを売っているではないか!!なんだここはーーーー??駐車場じゃないのかーーーーー???

イメージ 3 ▲「KEM ỐC QUẾ」はコーン載せのアイスクリームのカウンター。

イメージ 6 ▲「KEM ỐC QUẾ」、シンプルな味だね!

イメージ 8 ▲こちらは棒アイス売場のようですね。

イメージ 4 ▲何味だか微妙すぎてよくわからないけど、さっぱりしててよろしい。

イメージ 2 ▲確かにここではみんなアイスを食べている。

 このお店は「Kem Tràng Tiền(ケム・チャンティエン)」というアイスクリームの老舗らしい。「Kem」がベトナム語でアイスクリームの意味だそうです。他にもカップアイスや、雪見大福的アイスなど、品揃えはけっこうあるみたい。

 しかしこのロケーション、謎だ。もともとバイク・スクーター置き場だった場所にアイスクリーム屋ができたのか、アイスクリーム屋がバイクやスクーターで来る人のために駐車スペースを確保したのか、わからない。ここ、ハンさんの案内がなかったら、ゼッタイに気づかないわ。よくよく見ると、確かに入口のところにアイスのイラストを描いた看板が出てはいるんですけどね。

 ともあれ、散歩途中の良い一服になりました。夏だともっと重宝するだろうね、このアイスは(^^)。

イメージ 10 ▲わかって見れば、確かに入口にはアイスクリームの看板があった。