毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

北京一往復(中編)

イメージ 2 ▲中国国際航空(エア・チャイナ)に乗るのはけっこう久しぶり。

 2015年7月11日、2時間40分遅れ。

 「麻辣牛肉麺」を食べ終えて「陳福記」を出たのは19時40分頃でしたが、その時点でも20:00発の北京行きCA116便のゲートは決まっていませんでした。ということは、折り返すことになる北京から19:00着のCA115便がまだ飛んできていないということですな。やれやれ。しかたがないので、適当に人が少ないゲート前のベンチに座って、ひたすら待ちます。

イメージ 3 ▲出発時間が22:20に変更になって、ゲートは510番ゲート。

 そして20時50分頃、ゲートが表示されました。既に定刻の20:00を1時間近く過ぎていますが、それでも欠航にはならないということなので、それでよしとすべきでしょうか。

 CA116便のゲートは、ターミナル本館からバスで行かなければならないノース・サテライトにある510番ゲート。ノース・サテライトには501番から510番までのゲートがあります。

 専用バスに乗ってノース・サテライト510番ゲート前まで行くと、新しい出発時間は22:20だと表示されています。2時間20分遅れか……その日のうちに北京に着くことはもう無理ですね。

 結局この日は、14:20発のCA112便が17時台に、17:30発のCA110便が20時台に、20:00発のCA116便が22:20にと、夕方になるまでずっと飛べずにいた北京行きのCA便が、ようやく少しずつ飛んでいけるようになってきたようです。

イメージ 4 ▲21:20の510番ゲート前。まだ出発まで1時間もあるので人はまばら。

イメージ 1 ▲2時間18分遅れで北京から到着したCA115便。

 ノース・サテライトをうろうろしていると、ようやく21:18、北京からのCA115便が2時間18分遅れで510番ゲートに到着しました。これが折り返し北京行きのCA116便になるわけですが、この日の機材はレジB-1876をつけたA321でした。

 折り返しのための整備で1時間ぐらい待たされるのかと思いきや、スポットインしてわずか29分後の21:47に早くも搭乗開始。だいじょうぶなのかしら?
 後ろから3列目の35番L席に着席してみると、とても新しい飛行機ですが、シートTVはなく、まだ全員着席してないしドアも閉まってないのにエマージェンシーデモが放映されたりして、焦りが見られます(笑)。結局搭乗率は4割ぐらいで、そのほとんごは後部キャビンに集められた感じで、前方キャビンはほとんど誰も乗っていないという状態。僕の隣の席も空いたままで、22:31にプッシュバックが始まり、22:50にRWY07Rから離陸しました。

イメージ 5 ▲2014年10月に登録されたばかりの新品の機材ですが、シートTVはナシ。

 3時間近く遅れて離陸したCA116便は、離陸後ビクトリアハーバー上空に差しかかり、セントラル地区あたりまでは夜景が見えていましたが、すぐに雲の中に入り、あとは雲上飛行。この日のA321はブレンデッド・ウィングレット装着機ですね。

イメージ 6 ▲久しぶりの北京の「燕京ビール」。ぬるいけど。

 いちおう国際線だし、3時間も飛ぶフライトなので、機内食が出ます。でもさっき空港で「麻辣牛肉麺」を食べておいてよかった。食べてなかったら空腹で死んでしまうところでした。

 メインは玉子チャーハンか海鮮焼きそばからのチョイスで、僕はさっき麺だったから、機内ではチャーハンにしよう。他にロールパンとバター、そしてカスタードケーキのようなデザートがついています。ビールを飲んでしまって赤ワインをお願いすると、フルボトルからどぼどぼと注いでくれて、なかなかいいですね。

イメージ 7 ▲機内食は玉子チャーハンをチョイス。このあと赤ワインもどぼどぼと。

 食事を終えてしまうと、シートTVもないし、機窓の外は真っ暗だし、うつろに読書などして過ごすほかなく、ようやく北京近郊の明かりが見えてくると、最終の着陸態勢。3本ある滑走路のうち真ん中のRWY36Rに、日付が変わって01:23にランディング。飛行時間は2時間33分でした。

 ところが、滑走路から右に逸れてUターンすれば、第3ターミナル国際線用Eターミナルはすぐそこなのに、タキシングが進まない。のろのろ進み、なぜかぴたりと止まり、動かない。スポットの数十m手前まで来てまた止まり、動かない。乗客をやきもきさせながら、ようやく27番ゲートにスポットインしたのは、定刻の22:55から2時間40分遅れの午前1時35分でした。あー眠い。

イメージ 8 ▲深夜1時半過ぎの北京空港に到着したCA116便。