毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

萩と月 青森にて。

イメージ 1 ▲9月27日午後10時の中秋の名月。我が家の庭の萩の花とともに。

 今日9月27日は、中秋。中国、香港ならば月餅を食べて祝うところですが、僕は今、青森にいるので、月餅ではなく、月見団子で中秋を迎えております。

 青森は今日もたいへん良い天気で、中秋の名月が思う存分楽しめています。我が家の庭には、萩の木が植えてあり、ちょうど今が花盛り。そこで、先ほど庭に出て、中秋の名月と萩の花をカメラに収めてみました。ちょっと電線も写り込んでいるのが興醒めですが、今の季節ならではの「萩と月」が見られて、良い中秋になりました。

 ところで、「萩の月」と言えば仙台銘菓ですが、「萩と月」と言えば思い出すのが、横溝正史原作の金田一耕助シリーズの推理小説「獄門島」。芭蕉と其角の句にのっとって殺人事件が起きるというストーリーですが、その中で使われているのが芭蕉の句「ひとつ家に 遊女も寝たり 萩と月」。難所親不知子不知を越えて市振の宿で芭蕉が読んだ句ですが、萩と月、この季節に切っても切れない組合せであります。

イメージ 2 ▲この季節ならではの萩と月の組合せ。我が家の萩も今が盛りです。