毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

燃える酒鍋!!

イメージ 1 ▲都電荒川線の車内にもう何十年も掲示されている「どん平」の広告、謎深し。

 2015年9月24日、手紙を書こう。

 いつものように都電荒川線に王子駅前から乗って、西ヶ原四丁目のいつもの床屋へ散髪に行ってきたのですが、都電荒川線に乗るたびに眼を惹かれてしまう車内広告があります。

 それが「燃える酒鍋 どん平 都電・宮の前」の広告。

 僕が初めて都電に乗ったのが1983年、その時からこの広告はずっと都電の電車の中に掲示されています。1991年に電話番号の局番が3桁から4桁に変わったのでその部分は変わりましたが、それ以外は、イラストも文字もおそらくまったく変わっていないと思います。

 どうしても目を反らせないのが、「『やってます』の」のイラスト。あまりにも前衛的、あるいはあまりにもプログレッシブ。そもそもこの主人公が乗っている乗り物は、自転車なのかスクーターなのか、あるいはもしかしてキックボードなのか、不明。「『やってます』の」の「の」がどこへつながるかも判然としない。つーか、この主人公、何者?スキンヘッドでありながら、眼がつぶらすぎる……。

 そして、「ふっくらやわらか」だとされる「ニュータッチとんかつ」。いったいどんなとんかつなのか。ニュータッチって………。

 おそらくこのお店の看板料理なのであろう「燃える酒鍋」のイラストも。イラストによれば、その「酒鍋」なるものは、相当高く火柱が立つらしい。危険である。この鍋は、燃えた結果、どうなるのであろうか。ていうか、鍋の中には何があるの?
 
 しかし僕がどうしても理解できないのは「御予約は電話でおねがい致します」の一文。電話以外で予約されると困るからこそ、この一文を記すことで、「予約したい時は、他の方法ではなく、電話でお願いしますよ」と念を押しているわけだが、インターネット等がほとんど普及していなかった当時、いったい電話以外にどんな予約手段があったというのだ?「ごめんください、予約したいんですが」と予約のために直接店を訪ねる人がいるのだろうか。店が立て込んでいるときに予約だけのために来店されると、それは確かに困るかもしれない。あるいは、予約の手紙を書く人がいたのかもしれない。「前略 どん平さま 何月何日丑の刻に予約致したく候」と手紙で予約を申し込まれると、万一手紙が届かなかった場合にトラブルにならないとも限らない。なるほど、だから予約は電話でなければならないのか。

 みなさんも、都電・宮の前の「どん平」へ行く時は電話での予約を徹底してくださいね!

 てゆーか、このお店、一度実際に行ってみたいのですが、どうしても最初の一歩が踏み出せず、まだ行けてません。どなたかおしえてください、「酒鍋」って、何?