毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

国境に桃の花咲く。(どうしても冷麺が食べたくて;その8)

イメージ 6 ▲図們市内で軽くランチ。ぐつぐつとキムチチゲ。

 2015年4月18日、国境ゲートなぜかクローズ中。

 図們江沿いの道を走って図們江の市街地に入り、「図們口岸」のある「図們国境大橋」に着きました。

 「口岸」とは、国境を出入りするために必要な手続き(出入国審査、税関審査、検疫、輸出入手続きなど)を行う総合事務所みたいなもののことで、その事務所の橋への出口のところには高さ11m、幅5.5mの門が立ってまして、これを「国門」といいます。橋の方は全長514.92m、うち中国側は98.08mで、橋の下の部分が赤色に塗られています。青だか緑だかに塗られているのが北朝鮮部分。そしてここは有名な観光地になっているので、入場料を払えば、「国門」の上に上ることもできるし、橋を約100m歩いて、北朝鮮部分との境目まで行くこともできるんです。

イメージ 2 ▲「図們口岸」の立派な「国門」。

イメージ 1 ▲「図們国境大橋」。橋の下が赤色に塗られているのが中国部分。その先は北朝鮮。

 この日はホントに良い天気で、桃の花もほぼ満開。中国人観光客も大勢やってきて、記念写真撮影に余念がありません。結婚式のメモリアル撮影に来ているグループもいくつかいました。

 しかしところがなんと言うことでしょう。この日、「図們口岸」は開いていなかったのです。理由は不明。とにかく口岸が開いていないので、いつもなら手続きをするトラックなどでいっぱいの敷地内はからっぽで、橋を行き交う人の姿も車の姿もありません。「国門」も橋も開放されていなくて、観光客たちは不満げでした。いったいなぜだったんでしょう?

イメージ 3 ▲天気に恵まれ、桃の花も満開。

イメージ 4 ▲「中国図們辺境」と中国語とハングルで書かれた記念撮影スポット。

 それでは図們市中心部へ行って、早めのランチにいたしましょう。

 「全州拌飯館」というお店に入ります。「拌飯」とは、「拌」は「攪拌」の「拌」ですから、かきまぜることで、かきまぜて食べるご飯、つまりビビンパのことなんですねー。そこで、看板料理のビビンパと、汁物もほしいので、キムチチゲもオーダー。お値段は20元前後(350円弱)で、非常に安い。やっぱり香港って物価高いわ。香港でもビビンパ一杯20元にしてほしい。

イメージ 5 ▲図們市中心街にある「全州拌飯館」で早めのランチ。

イメージ 8 ▲看板料理のビビンパに、キムチチゲも追加プリーズ!

イメージ 9 ▲ビビンパにズーム!石焼きなのでじゅうじゅう言ってます。

イメージ 10 ▲例によってかき混ぜると見た目が悪くなりますが、ウマイんです。

イメージ 7 ▲キムチ、モヤシ、豆腐たっぷりで、この値段でこのおいしさ!