毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

賛否両論(何かと大荒れ冬休み;最終回)

イメージ 1 ▲JAL735便の機内食は東京恵比寿「賛否両論」とのコラボ。

 2015年2月21日、冬休み終了。

 成田発香港行きJL735便は、87番ゲートから18:12にプッシュバック開始。機材はB767-300ER。搭乗待合室からは機体が見えなかったので定かではないのですが、レジはJA-609Jだったような。

 まだ2月下旬、日が落ちるのは早く、既にほぼ真っ暗となった成田空港をはるばるタキシングし、RWY16Rエンドへ。17~19時台は東南アジア方面や北米方面行きを中心にけっこう出発ラッシュで、JL735便も出発機4機待ちでようやく18:49に離陸できました。

イメージ 2 ▲おかずの折詰の掛け紙には「賛否両論」の文字。

 機窓の外はもうとっくに暗いので、機内ではもっぱら本を読んだり映画を見たりと、そうこうしているうちに機内食。JALの中近距離国際線の日本発便の機内食は「空弁」化していますが、JL735便の機内食は、おかず類は折詰っぽいですが、それでもまずまずしっかり食事ができる感じでうれしいです。

 おかずの折詰の掛け紙には「賛否両論」と書いてあります。なんのことかと思いきや、トレーの上に説明紙が載っていて、それにはこう書いてありました。

 「究極の和食とは、旅宿のうまい朝ご飯である」
 日本一予約の取れない日本料理店とも言われる、東京・恵比寿“賛否両論”の店主・笠原将弘氏が理想とする和食は実にシンプルです。
旬の食材を使い、笠原氏の感性が光る品々は機内でも新しい和食の魅力に気付かせてくれることでしょう。
 本日のお食事は“賛否両論”の店主・笠原将弘氏が監修しています。

 ついでに、掛け紙の下にはさまっている「お品書き」にも、こんなことが書いてあります。

東京・恵比寿“賛否両論”
「日本料理をもっと身近に感じてもらいたい」
店主・笠原将弘氏のそんな願いと遊び心が詰まった料理は老若男女を問わず、幅広い年齢層に支持されています。
2013年9月には名古屋に2軒目を開店。

料理人 笠原将弘
1972年、東京生まれ。新宿「正月星吉兆」で9年間、料理人としての基礎を磨き、料理長に次ぐ二番手を務める。その後、実家の焼き鳥「とり将」を継ぐが、2004年「賛否両論」を恵比寿に開業、一躍予約の取れない人気店となる。新進気鋭の若手料理人とも交流が多く、料理のジャンルを越えた活動でも知られている。

イメージ 3 ▲トレーの上にも説明紙が。

 なるほどー、「賛否両論」って、今回機内食でJALとコラボを組んだレストランのことなんですねー。

 そして「お品書き」は、

 鮭の幽庵焼き
 鶏の唐揚げ 柚子入りタルタルソース
 こんにゃくステーキ
 南瓜サラダ
 焼き人参と大根の海苔和え
 厚焼玉子

 これに、錦糸玉子とグリーンピースが載ったごはん、山菜うどん、デザートにはハーゲンダッツのアイスクリーム。いやー、立派な機内食じゃありませんか!「賛否両論」監修のお料理、とてもおいしかったです。恵比寿のお店にも行ってみたくなりますね。

 順調に飛行を続けたJL735便は、22時21分に香港空港RWY07Lにランディング。飛行時間は4時間32分。冬はジェット気流が強いので、どうしても時間がかかってしまいますね。この日は珍しく沖停めで、バスでターミナルへ。これにて春節の連休を利用した僕の大荒れの冬休みは終了したのでありました。

イメージ 4 ▲恵比寿「賛美両論」笠原将弘シェフ監修のお料理にズーム!