毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

雪深き青荷温泉(何かと大荒れ冬休み;その47)

イメージ 3 ▲青荷温泉2階角部屋207号室からは裏手の小川や離れが見えるけど雪がどっちゃり。

 2015年2月16日、じょっぱり。

 僕が弘南鉄道弘南線に乗るときというのは行き先はだいたい決まっているのでして、それは「ランプの宿 青荷温泉」なんでして(^^)。このブログにも何度も記事をUPしてますが、今回はかなり久しぶりかな~。

 弘南線で黒石駅に着いたら、いつもすることは、駅に併設されているスーパー「生活協同組合コープあおもり黒石店」で、お酒などの飲み物とおつまみ類を調達することであります。ここで十分に買い込んでおくと、青荷温泉を更に楽しむことができるんですな。

イメージ 1 ▲道の駅「虹の湖公園」へ来てくれた青荷温泉の送迎バス。

 黒石駅前には弘南バスのバス発着所があり、ここから13:15発のぬる川行きに乗りますと、温湯温泉や津軽こけし館・津軽伝承工芸館前を抜けて、浅瀬石川ダムのダム湖のほとりにある道の駅「虹の湖公園」バス停で下車。所定ダイヤでは13:43着になっています。

 青荷温泉は冬季は自家用車などで行くことは一切できず、すべての利用客が道の駅「虹の湖公園」で送迎バスに乗り換えなければなりません。我々が着いたときには既に送迎バスが来て、待っていてくれました。

イメージ 2 ▲石油ストーブで暖かい部屋と窓の外の雪の対比がいいんだよね。

 この送迎バスは「虹の湖公園」14時発の便。まだ少し時間がありますが、送迎バスの運転手さんによれば、道の駅の各施設は冬の間は閉まっているので、中には入れないので、送迎バスの車内で待つか、厚い雪に覆われた道の駅の駐車場で雪と戯れるしかありません。黒石市内の食品会社のトラックがやってきて、送迎バスに食料品を何箱か配達。送迎バスは、宿泊客だけではなく、必要物資輸送の役割も担っているようです。

 14時になっても他の宿泊客は誰も来ず、我々二人だけで「虹の湖公園」を出発することになりました。国道102号線を「虹の湖公園」から少し南に下ったところから左に折れ、雪深い山道をくねくねと20分ほど入っていくと、一軒宿「青荷温泉」に到達できるのです。

イメージ 4 ▲コープあおもり黒石店で調達したお酒を部屋のテーブルに置いてみた。

 宿に入ると、運良く本館二階のいちばん奥の角部屋、207号室を割り当てられ、荷物を置いて、まずはひと息。前日の午後2時過ぎに特急「流氷特急オホーツクの風」で網走を発ってから、急行「はまなす」、特急「つがる2号」、そして五能線完乗と、ひたすら移動してきたので、やっと落ち着くことができました。

 さっきコープあおもり黒石店で調達した飲み物類をビニール袋に入れたまま窓の外に出し、冷やします。部屋には電気が来ていないのですから、冷蔵庫なんてものはありませんし、外に出しておいた方がもっとよく冷えるというものです。お酒は、弘前六花酒造の「じょっぱり」に、紙ラベルなしの透明な瓶の、瓶詰め前に一度だけ火入れをした爽やかな飲み口の「吟醸生貯蔵酒」というのがあったので、夏の売れ残りっぽいですが(笑)、買ってきました。よく冷やして飲もう!

イメージ 5 ▲弘前六花酒造の有名銘柄「じょっぱり」の「吟醸生貯蔵酒」を、青荷温泉で飲むぞ~。