毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

五能線完乗(何かと大荒れ冬休み;その44)

イメージ 1 ▲鰺ヶ沢駅を出ると線路は日本海を離れて内陸へと向かい、最初の駅は鳴沢。

 2015年2月16日、津軽平野、岩木山、リンゴ畑。

 2525Dは鰺ヶ沢駅を10:48の定刻に発車しました。駅を出てすぐは左手にまだ日本海を見ることができますが、やがて線路は右へカーブし、日本海から離れて行きます。五能線のオーシャンビューはここまでです。

 内陸側に入って最初の駅は鳴沢。そのあと越水、陸奥森田、中田、木造、五所川原と、津軽平野のほぼ北端のあたりを東へと走ります。

イメージ 2 ▲五所川原を出て列車が南を向くと、岩木山が右側に見えてきます。

 東を向いて走ってきた列車は、五所川原駅到着直前で右へ急カーブし、津軽鉄道の線路と合流するような感じで進行方向を南に変えて、五所川原駅に到着します。
 
 2525Dはわずか1分の停車時間で五所川原駅を発車し、南へと走り続けます。列車の両側は津軽平野のど真ん中で、リンゴ畑と水田が広がりますが、冬なので、ひたすら広い雪原ばかりが目に入ります。車窓右手に津軽富士・岩木山が見えてきますが、頂上付近は雲に遮られています。

イメージ 3 ▲板柳では鰺ヶ沢行き828Dと交換します。

 津軽平野の大雪原と遠くの岩木山を眺めながら、11:36、板柳到着。3分停車し、弘前始発の鰺ヶ沢行き普通列車828Dとの交換待ちです。

 板柳を出ると、林崎、藤崎と停まって、11:51、川部駅2番線に到着です。東能代から4時間14分かけて、五能線を完乗しました。あとは川部から撫牛子、弘前と、奥羽本線を二駅走るだけです。弘前へは進行方向が変わるので、最後尾を走ってきたタラコ色車両が、弘前までの二駅を先頭に立って走ることになります。

イメージ 4 ▲五能線を東能代から乗り通し、ついに川部駅に到着。

 川部駅1/2番線ホームには、「JR五能線終点駅」と書かれ、リンゴのイラストが添えられた案内標識もあります。「137KM137M」と東能代からの距離も書き添えてあります。メートルの一の位まで書いてあって、細かいです(^^)。

 川部駅ホームにある観光案内板の筆頭には、田舎館村の「田んぼアート」の案内。今や全国的に有名になりましたからね、「田んぼアート」。かつて川部駅からは黒石まで黒石線が通っていましたが、がまんして営業を続けていれば、「田んぼアート」人気で乗客を呼び込めたかもしれないのに……とも思います。

イメージ 7 ▲「JR五能線終点駅」の案内標識。

イメージ 5 ▲川部駅ホームの観光案内板。今や田舎館村の「田んぼアート」がトップなのね。

 川部駅に到着するとすぐ、3番線に青森からの弘前行き快速列車3652M到着し、それに続いて2番線には弘前始発の青森行き普通列車647Mが到着し、11:53の同時発車で交換していきます。弘前方面へは跨線橋を渡って3652Mに乗り換えれば、2525Dに乗り続けるよりも8分早く弘前に着くことができますが、まあ急ぐ旅でもないので(^^)。

 こちらの2525Dは、弘前行き3652Mを見送ったあと、11:57に川部を発車し、撫牛子に停まり、終点弘前には12:07の到着。久しぶりの五能線完乗でありました。

イメージ 6 ▲川部駅にすべりこんできた青森行き647M。