毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

日本海の見えるところへ。(何かと大荒れ冬休み;その39)

イメージ 1 ▲青森を出発した特急「つがる2号」、新青森、弘前、大鰐温泉と停まって、次は碇ヶ関。

 2015年2月16日、乗り換え、ムリ。

 5時を過ぎた頃、蟹田駅を通過したかしないかくらいの頃だと思われますが、急行「はまなす」の車内に「おはよう放送」が入ります。「おはよう放送」が入ったら、降り支度です。

 しかし、毎度のことですが一向に改善されないので、今回もまた不満を申し述べます!(^^ゞ

 急行「はまなす」は05:39に終点青森駅の3番線に到着します。05:43発の2042M特急「つがる2号」に接続するのですが、乗換時間がたった4分しかないのに、「つがる2号」は跨線橋を渡って行かなければならない5番線から発車します。3番線の向かい側の4番線には06:00発の弘前行き普通列車632Mがいます。

 この日の急行「はまなす」は10号車まであるほぼフル編成、しかも寝台車、普通車指定席は満席で、自由席の乗車率も高かったはずで、大勢の下車客が「つがる2号」へ乗り換えます。しかし、はっきり言って、6号車あたりから先の車両に乗っていた人は、たった4分で跨線橋を渡った先の「つがる2号」へ乗り換えることは極めて難しいです。もし老人や足の不自由な人であったならば、なおさら絶対にムリ。

 どうして「つがる2号」を4番線に入れないのでしょう?同じホームで乗り換えられたらどれだけ楽か。06:00発の弘前行き普通列車が4番線でなければならない理由はまったくないと思います。

イメージ 2 ▲「つがる2号」、大館着。

 結局、かなりの数の「はまなす」の乗客が「つがる2号」に乗り継ぎ、「つがる2号」が発車したのは、11分遅れの06:50。そしてかなりの乗客が新青森で下車しました。06:17発の「はやぶさ4号」に乗り換えるためです。JR東日本は、「はやぶさ4号」に接続するのは06:00発の弘前行き普通列車なので、「はやぶさ4号」の乗り換える人はそれに乗ってくれという考えなのかもしれません。しかし、それよりも早く新青森駅へ行ける「つがる2号」があるのに、誰がわざわざ何もない青森駅のホームで20分も待つもんですか。結局、新青森駅で降りる人も、新青森駅から先、秋田方面へ行く人も、「つがる2号」に乗るのですから、本当に利用客のためを思うのなら、「つがる2号」を4番線に入れるべきです。それができない理由があるなら言ってみれ。

イメージ 3 ▲東能代発五能線経由弘前行き2523Dの車内。3両編成の真ん中の車両。

イメージ 4 ▲最後尾車両から前方を見通した車内。温かくてのどかなボックスシートが並びます。

 「つがる2号」が遅れて発車すると、もう一つ困ることが生じます。「つがる2号」の東能代到着時刻は07:33で、07:37の五能線弘前行き普通列車2523Dに接続しています。しかし、4分以上の遅れが出ると、2523Dへの接続に不安が生じます。もし、青森駅出発前に「接続しない」ことがわかれば、「つがる2号」にはもう乗らないという選択肢を選ぶ旅行者もいるでしょう。しかし、青森駅出発時点で、ホームの構内放送でも、「つがる2号」の車内放送でも、そのことについては一言も案内してくれません。しかたがないから、接続するかどうかわからない不安な気持ちのまま、「つがる2号」に乗るしかありません。

 今回は、11分遅れて出発したので、まさに「接続するかどうかわからない」状態。普通指定席車の2号車12番D席に座った僕は、車掌さんが検札に回ってきたときに、そのことを伝え、「青森駅を発車してしまった以上、東能代で接続してもらわないと困ります。なんとか接続をとってください」とお願いしました。

イメージ 5 ▲東八森駅を出て少し行くと、車窓左手に日本海が見え始めます。

 大館に着く前だったか後だったかの頃に、車掌さんがやってきて「東能代で接続します」と伝えてくれました。これでひと安心。しかし、ここまでずっと不安なままだったので、心臓に悪い。ストレスがたまる。「はまなす」から「つがる2号」への青森駅にしろ、「つがる2号」から2523Dへの東能代駅にしろ、首都圏みたいな過密ダイヤを組む必要がない田舎なんだから、もっと余裕のあるダイヤを組んだらいかがなものか。そして、もっと利用者の側に立ったきめ細かい案内をしていただきたいものだ。

 そして「つがる2号」は6分遅れの07:39に東能代に到着。1番線から跨線橋を渡って3番線ホームへ、それなりに時間がかかります。事前に車掌さんに確認しておいたおかげで焦らずに乗り換えることができましたが、そもそも07:37発の2523Dは通学列車で、これから学校へ登校するという高校生たちを待たせていることになり、それだけでも申し訳ないような気持ちになります。やはり、余裕のあるダイヤを組んでほしいところです。

イメージ 6 ▲08:16、3分ほど遅れて八森駅に到着。

 なんとか予定どおり、東能代所定07:37発の五能線弘前行き普通列車2523Dに乗り換えることができ、次の能代で登校途中の高校生がどっと降りて、我々もようやくボックスシートに座ってひと息つくことができました。

 この日の2523Dは、3両編成。我々はいちばん後ろの車両に座って、あーやれやれとどっと力が抜けた感じになっていたのですが、能代を発車するや、「いちばん後ろの車両は陸奥岩崎~鰺ヶ沢間は回送扱いとなりますので、陸奥岩崎より先までご利用の方は前2両にお乗りください」ときた。ちょっとちょっと、ちょっと待ってよ、なんでそれを東能代出発時に言わないの。いや、言ってたかもしれないけど、少なくとも我々が「つがる2号」から乗り換えて、東能代を出発して能代に着くまで、一度も案内しなかったでしょ?なんでこうみんな不親切なんだかな~~(涙)。

イメージ 7 ▲小高いところにある八森駅ホームからは日本海の水平線が見渡せます。