どんどん遅れる……(何かと大荒れ冬休み;その37)
▲遅れながらもやっと終点札幌に到着した「流氷特急オホーツクの風」。
2015年2月15日、急行「はまなす」に乗りたいのに。
緋牛内駅構内のポイントの除雪作業のため停車させられていた美幌を「流氷特急オホーツクの風」が発車したのは、なんと15:32になってから。美幌には結局47分ほども停車してしまいました。早くも遅れは48分となりました。
吹雪のため視界がきかず、徐行運転を強いられているので、次の北見には54分遅れの16:01に到着し、16:03に発車。依然として視界は悪く、徐行運転が続きます。
▲54分遅れで北見到着。
次の留辺蘂には、61分遅れの16:34に到着。運転席のワイパー周辺の氷を除去する作業のため少々停車し、16:37に発車で遅れはジャスト70分に。
次の生田原には16:56に到着。反対側のホームには、所定16:37発の生田原始発の網走行き普通列車4669Dが停車中。特急以外の全列車運休という措置はいつの間にか解除になったようです。
▲留辺蘂到着。ワイパー周りの氷除去のため少々停車。
生田原の次の停車駅は遠軽。73分の遅れで17:13に到着。ここで進行方向が変わり、ピンクの5号車が先頭に立ちます。遠軽で少しまとまった乗車があり、少し空席があった2号車の車内もとうとう満席になってしまいました。
別のホームには、札幌からの3583D快速「きたみ」が到着。所定は17:13到着ですから、遅れはわずか数分、定刻で運転されていると言ってもいいくらいです。快速「きたみ」の到着と入れ違いに、こちらは17:18、75分遅れで発車しました。
▲73分遅れで到着した遠軽では進行方向が変わります。
▲行きも帰りも飛行機の予定だったのに、行きも帰りも遠軽の駅名標を見ることになるとは。
▲今度は5号車が先頭に立ちます。空がほの明るいのは雪のせい。
進行方向が変わり、5号車を先頭にして遠軽を出発すると、外はもう日が暮れて、すぐに闇夜がやってきました。乗客たちはシートを回転させましたが、我々はいちばん端っこのシートで、目の前の壁にモニターがあって映画を上映しているので、シートは回転させないままで進みます。・
遠軽の次の停車駅は丸瀬布。引き続き75分遅れをキープ。車両の構造がハイデッカー・タイプで車両の両端に階段があるため、ワゴンでの車内販売はやってきませんが、リゾート列車だけに、3号車の1階部分にある売店は常に営業していて、飲み物などがいつでも手に入れられるというのは心強いです。
遠軽の次の停車駅は丸瀬布。引き続き75分遅れをキープ。車両の構造がハイデッカー・タイプで車両の両端に階段があるため、ワゴンでの車内販売はやってきませんが、リゾート列車だけに、3号車の1階部分にある売店は常に営業していて、飲み物などがいつでも手に入れられるというのは心強いです。
▲17:35、丸瀬布到着。車体には雪を氷がびっしりと貼り付いてしまっています。
17:55、停車予定のない白滝駅で停車。車両点検だそうです。18:00発車。
次の停車駅上川でも車両点検のため少し停車。えーー、何を点検してるんだろう?こんなところで運転打ち切りとかになったら目も当てられない。
上川を発車したのは1時間41分遅れの18:56。これはなかなかキビシイ状況になってきました。だって、札幌駅では22:00発の急行「はまなす」に乗り継がなければならないんだから。
旭川までたどり着けばなんとかなると思うのですが、非情にもその手前の東旭川で交換待ちのために臨時停車。しかも交換待ちなのに17分も停車してしまい、東旭川を発車したのは19:49で、旭川に到着したのは1時間54分遅れの19:58。かなりヤバイ。
旭川を1時間50分遅れの20時ちょうどに発車し、あとは函館本線を爆走。このまま1時間50分遅れがキープされると札幌到着は21時50分となり、急行「はまなす」にはなんとか間に合うけど、だいじょうぶだろうかと胃が痛む思いでドキドキしている乗客は僕だけではあるまい。
▲よくぞ急行「はまなす」に間に合って走ってくれました。
結局、「流氷特急オホーツクの風」は、旭川~札幌間を1時間45分で走りきり、21:45に札幌駅3番線に到着。間に合った。しかも、札幌到着前の車内放送で「急行『はまなす』は向かいのホーム4番線からの発車です」と知らされ、乗り換えも楽だということがわかってひと安心。あーよかった。
ところで、ワイパー故障で後発になってしまった「オホーツク6号」はどうなったのだろうとちょっとだけ心配していたら、5番線に21:57に到着しました。こちらもなんとかギリギリ急行「はまなす」に間に合いました。しかし、もし僕が「オホーツク6号」に乗っていたら、気が気でなかったことでしょう。今回は「流氷特急オホーツクの風」に乗れて、よかった(^^)。
▲右の「流氷特急オホーツクの風」から左の「はまなす」へ同一ホーム上で乗り換えられました。