毎日ヶ原新聞

日本全国、時々中国、たまにもっと遠くへ、忘れちゃもったいないから、旅の記録。

女満別行き、欠航。(何かと大荒れ冬休み;その30)

イメージ 3 ▲女満別行きの飛行機が欠航になったので、急遽「オホーツク7号」で行くことに。

 2015年2月14日、グリーン車に乗れた。

 前々回の記事に書きましたが、我々はこの日、新千歳空港16:55発のJAL2791便に乗って女満別空港へ飛ぶことになっていました。しかし、サッポロビール園へ行くためにホテルをチェックアウトしようとしているときに、JAL2791便は悪天候のため欠航が決まったとのメールがJALから届いて、途方に暮れました。また欠航であります。

 そこで、サッポロビール園行きのバスに乗る前に札幌駅のみどりの窓口へ行き、代替手段を確保しておきました。17:30発の17D特急「オホーツク7号」です。普通車指定席に既に空席はなく、グリーン車に2席だけ、離ればなれですが空席があったので、背に腹は代えられない。グリーン席をゲットです。本当はJAL2791便で網走入りしたあと、その日の晩に網走湖上で開かれるイベント「北の新大陸発見!あったか網走」で熱気球体験や湖上花火などを楽しむ計画だったのですが、「オホーツク7号」で行ったのでは間に合いません。しかししかたがない。残念。

イメージ 1 ▲「オホーツク7号」の車内でサッポロ・クラシックと甘味でほっとひと息。

 今回、道内ではほとんど列車に乗る予定はなかったので、思いもかけず特急「オホーツク」に乗れるようになったのはちょっとウレシイ。しかもグリーン車だなんて。

 特急「オホーツク7号」は満席の乗客を乗せて、札幌駅7番線を17:30の定刻に発車しました。道路事情が悪くなる冬季は一般的に鉄道利用者が増える北海道、しかも石北本線に入る最終の特急、おまけに女満別空港行きの飛行機は欠航ということで、もしかするといつもより乗客は多いかもしれません。

イメージ 2 ▲函館本線を爆走して、19:05、旭川到着。

 グリーン車での客室乗務員によるおしぼりやドリンクのサービスと車内販売は、今年の3月31日で終了してしまいましたが、このときはまだサービスがあったので、まずはホットコーヒーをいただき、そのあとは350ml缶の「サッポロ・クラシック」を飲みながら、函館本線を爆走します。最初の停車駅は岩見沢で、そのあと美唄、砂川、滝川、深川とこまめに停まって19:05に旭川到着。それほど乗客に大きな動きはなく、石北本線へと入っていきます。

イメージ 4 ▲反対側のホームには後続の特急「スーパー宗谷3号」がまもなく到着。乗車口には列が。

 旭川までは、俊足特急「スーパーカムイ」のダイヤを乱すことがないよう、キハ183系の「オホーツク」も必死の形相で爆走しなければなりませんが、これから先、石北本線内は「オホーツク」の独擅場であります。

 厳密には、旭川~新旭川間は宗谷本線に属するので、新旭川から先、南永山駅からが純粋な石北本線になります。多少旭川市の郊外といった風情の家並みの多い風景を過ぎ、中愛別駅から先は徐々に山がちな地形になってきますが、外はもうとっくに真っ暗なので、ほとんど見えません。石北本線内最初の停車駅上川には19:51の到着。向こうのホームで車内にまだ明かりを灯したままにして停まっているのは、19:30に到着した旭川発上川止まりの4531Dでしょうか。

イメージ 5 ▲19:51、石北本線内最初の停車駅、上川に到着。

イメージ 6 ▲向こうのホームには、19:30に到着した旭川からの4531Dが照明を灯したままで停車中。